第五百十六話：強敵・麒麟

お盆真っ只中に、久しぶりの麒麟討伐を行った。
いつものSNFとの合同討伐。
しかし、帰省中の人が多いのか、麒麟の人気がないからなのか、今回の討伐は過去最少人数での戦いとなった。
とはいえ、前回の単独討伐時も19名なので1人少ないだけ！
いけるはず！

ナ：Porojr　タクちゃん(サポ忍)
忍：ベイさん
戦：Dge(サポシ)
シ：Deku
侍：Alevia
暗：Hakuran
狩：Bunshichi　エスさん
青：Chappie
召：Quin　シファさん
吟：斧子さん
赤：Bibby(サポ暗)　Murayoshi
白：Gapuel
黒：Asali　Choro

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お盆パワーで、いつも他LSとぶつかる土曜日23時も、麒麟広場はガラガラ。
ゆっくり落ち着いて出来てウレシイ。
遅くにログインしてくるかもしれないメンツがいたので、先にSNFのトリガーを使ってもらう事に。

麒麟マラソンは、たくちゃん(ナ/忍)、ムラさん(赤)、ガプちん(白)、クイン(召)、シファさん(召)、斧子さん(吟)、の6名のPTが行い、残りの12名で4神予定。
4神PTが見守る中、走るタクちゃんにすれ違い様に大地の守りを入れるシファさんのふんどし。
補助で併走するムラさんとガプちんと斧子さん。
バッサバッサと飛んでいるクインのディアボロス。
ドキドキしながら見守っていると、1匹目が召喚された。

「かめ」
「カメだー」

単独の時、意外と苦労させられたカメだけど、今回は余裕の撃破！
次かもん！

その後、白虎⇒朱雀⇒青竜と召喚された。
白虎は、幸運な事に最初の咆哮が来るのが結構遅く、序盤からの麻痺地獄を免れた。
状態異常回復者が少なく、パラナが追いつかない状況だったのでとても助かった。

朱雀の連続魔と青竜の百列は、基本的に影縫いでしのぐ事になっていた。
事故った場合は、朱雀にはビビーのクマスタン、青竜にはポロのインビンを合わせる予定だったけど、事故らないようにみんなが作った退避マクロが鳴り響き、見事影縫いでしのぐ事に成功！

朱雀の終わり際に青竜が召喚されて、一瞬2匹同時になって焦ったけど、ギリギリで朱雀を討伐できて、青竜に集中する事ができた。

そして麒麟へ！
ここでも、イレースが遅くなる事が多くて、バインドが治らないナイトの事故死が目立ったけど、それでもタゲを取った人が必死で走る作戦で順調に削れていった。
途中、ラムゥのジャッジボルトを受けたけど、なんと死者0！
殴子が何度も死んでいた気がするけど、問題ない。
大きな壊滅の危機もなく、麒麟を討伐することができた！

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無事に勝利した事に喜びすぎて、4神アラのパラナが少なかったこと、イレースが遅くなりすぎていた事を重く捉えて注意する人がいなかった。
状態異常回復の不備。
これが次の戦闘に大きな影を落とす事になった。

反省点よりも、どちらかというと余裕のある勝利に安心しつつ始まった2回目の麒麟。
LBJのトリガーである。

1番初めに出てきたのは、またカメだった。
特に問題なく撃破。
2番目は青竜。
この戦闘中に事件が起こった。

まず麒麟マラソン中のタクちゃんが没。
慌てて4神PTのベイさんが麒麟部隊へ。
ここで焦ってベイさんを麒麟に回さずに、麒麟PTの残りのメンツで引いてもらっていたら事態は違ったかもしれない。
実際、麒麟にはグラビデが入るし、他の誰かがマラソンすることも十分に可能。
しかしこの時は「タクちゃんが死んだ！！」という事実に焦ってしまっていた。

そして戦闘中の青竜。
「麻痺なおして！」と叫ぶポロ。
必死でポロにパラナするが、こんな時に限って麻痺WSを連打され、麻痺しつづけるポロ。
「麻痺でインビン実行できない」と涙目のポロ没。
それでも何とか青竜を倒したけど、すぐに登場した朱雀の盾がいない。
ベイさんも既に衰弱状態。

ワープ通路に朱雀を連れ込み、なぜかそこで朱雀との戦闘が開始されていた。
慌てて駆けつけた時、容赦なく連続魔発動。
退避マクロと影縫いが炸裂するも、通路という場所がアダとなり、魔法の範囲外に逃れそこねる人多数。
甚大な被害が広がる中、

「トラーーー！！！！」

あぁああああああああぁぁあ…出ちゃった…。
こうなってしまうと、これは最悪の順番。
せめて1匹目がトラで最後がカメなら、まだカメを引く事が出来ただろう。
トラの足は速すぎる。
影縫いしたりバインドしたりして足止めするものの、もちろん麒麟も健在なわけで、動ける戦力が少なすぎた。



朱雀を倒す事ができず、全滅。
初期位置に戻る3匹を眺めながら、建て直しが行われた。

最初は各自が闇雲にゾンビ作戦に出てしまっていたが、最終的には数名のみでゾンビで消えないように注意し、他のメンバーの衰弱回復を待った。

自分は広場の北側でバイオIIゾンビをする予定が2回ほどしか放つ事が出来なかった。
しかも2回目はW衰弱状態で放ったものだった。
もちろん着弾ダメージは0なんだけど、W衰弱でもスリップダメージだけは有効で、バイオが切れるまでキープする事ができるはず。

その間に囮作戦が練られた。
デクちんが囮として突っ込んで、タクちゃんが麒麟を抜いてマラソン、ベイさんはデクちんの後に朱雀を引き継いで、その間にポロ盾で白虎を先に撃破しよう、という事故も十分ありえる不安いっぱいの作戦。
でも、それしか方法はない！
いくぞーーーー！！！！！！









ってトコで、麒麟と朱雀と白虎はフっと消えてしまった……。
最後にバイオIIを入れたのは自分のはず。
敵と距離が近いから死体のままだったけど、バイオが切れたら普通は死んでてもログにでる。
バイオが切れてから数分で消えちゃうだろうから、そのログが出たら言おうとずっと見ていたけど、何度見直しても出ていない。
W衰弱だとログでないの…？
W衰弱でもスリップは有効だよね？
絶対有効のはず！だってボイジャーの黒ソロとか、思いっきりW衰弱から放つバイオで削るじゃん！
誰か上書きでバイオIIIを入れてくれていたのかなぁ？

とにかく、麒麟と愉快な仲間達は消えてしまった。
初陣から数えて何度目かわからない麒麟戦。
初めての敗退となってしまった……。


悔しいよ…。
ぐやぢいよおおおお！！！！！！
チクショーーー！！！！

今回と同じ順番で4神が出てきても、今度は勝つ。
絶対勝つよ！！！

・盾の状態異常の回復担当をキッチリ決めないとダメだ。
・4神アラに、サポを含めて白が少なすぎた。
・麒麟マラソンの盾が没っても、他のメンツでやりくりしよう。
・この人数なら4神撃破を急いだほうがいい。

色々な反省点を話し合って、葬式ムードの麒麟広場を後にした。
18名という人数は、決して無茶じゃなかった。
現に1回目は勝利しているのだから。
自信をなくすことはせずに、でも反省点を忘れずに、次は絶対に勝ちたい！

この人数でトラブルが起きたときの対処に、みんな慣れていなかった。
救援が出ちゃったときの対処法はプロ級なんだけどな…。
どんな順番で4神が出てきても、多少の事故があっても、ビクともせずに対応できるようになりたいな。

悔しさを噛み締めながら残ったメンバーでデスポを狩りに行き、3時間弱もやったのに沸いてくれないデスポにプンプン怒りながら解散して、今日のチョロ・ログアウト。