第四百七十三話：黒帯へ2.5歩目：カメBC編

黒帯アイテムの最後の一つ『アダマンタスの卵』
かなり何回も慟哭に足を運んでいるけど、ノーマルカメでドロップがなかったり、先に別の購入者がいたり、依頼したLS内に希望者がいる日だったり、とかなりの苦戦中。

もう1つの入手方法のカメ99BCは、相当偏った編成でしか勝てない、という噂を聞いて尻込みしていた。
だけど、1回はBCにトライしてみたい！という気持ちが日に日に募ってくる。
でも、攻略情報をみても

「黒17名で行ってきました。」
「全員黒で。」
「黒15名で。」

という具合で、全く参考にならない。
唯一「黒6名で」という攻略情報を見つけたけど、代わりに赤も6名いた、というオチで、これまたあまり参考にならない。

カメBCの戦闘方法で黒の数が重視される理由は、首を引っ込めた状態の強力なリジェネごと押しきりながらダメージを与えれる火力が求められるという理由のようだけど、未経験なのでどのくらいの火力があればリジェネを潰してさらにダメージを与えることが出来るのかが全然わからない…。

黒を集めれないなら企画もできない…？
そんなのまっぴらなんじゃ！ヽ(｀д´)ノ

/lsmes　4/26　22時くらいから人集め&作戦会議。99カメBC行きたいです！

書いちゃった。
書いてやった。
可能な限りの黒を集めたいとは思うけど、黒の数どころかこの企画に何人集まるかさえ全く予想がつかない状態で書いてやったわ！

この日からは、とんでもねー企画倒れになったらどうしよう…と変な汗を出しながら、黒の少ない構成での勝利報告がないか、ネットで検索しまくる日々だった。
(そして、見つからなかった…。)

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当日21時ごろログイン。
みんなのサチコメをみると

Quin：ちょっと保険稼ぎ

既に黒の保険を稼ぎに行ってくれている！
ありがとうありがとう！

他にBCに参加してくれる人の確認をしてみると、大体12名くらい。
BCに間に合うかどうかわからない、と前日に言い残して現地落ちしているバフォたんと、仕事の都合でギリギリのログインになると聞いているわんこを入れると14名くらい。
唯一事前に声をかけておいたウンババを入れると15名くらい！

フルアラに近づいてキター！(・∀・)
オーブ使用予定者を確認してみると、その時点で5名。
全戦参加できない人もいるので、18名以上集めないと全員分こなせない。

土曜日が活動曜日のSNFに声を…かける…か…。
間もなく活動開始予定であろうSNFのシファさんに超厚かましくtellしてみる。
予想通りの快諾…。
そう、快諾してくれるだろうな、ってわかってた…。
だから余計に声かけるの躊躇したんだけど、いやほんとありがとう！

SNFからの参加者6名を加えて、一気に良い感じの人数に！
LBJにも、集合時間が近づくにつれて段々人がログインしてきて、参加メンバーも増えてきた！
これなら、ある程度人が減っても全員分いけるかも？？
後は…勝ちたい…勝ちたいんだ！！

そして最終的な人数は

■ナイト×2
Kiryu　Porojr

■シーフ×2
Deku　ベイさん

■侍×3
Uluz　Alevia　Riaris

■吟遊×1
ナルトさん

■コルセア×1
ファラさん

■青魔道士×4
Chappie　Conron　Hakuran　Baphomet

■赤魔道士×3
Bibby　Murayoshi　エスさん

■黒魔道士×10
Rashper　Quin　Gapuel　Asali　Bati　Leevy
シファさん　あしこ　ウンババ　Choro

総勢26名！
オーブ使用予定者8名！




こんな勝機がグラングランに不安定な企画に8名もオーブ使用希望者がいるなんて！
なんちゅうウレシイことだ。

初めての99BCチキチキ祭り(ベヒ)は、5名くらいのオーブ希望者で、勝てたのはたった1回だけだった。
2回目、3回目のチキチキ祭り(真龍)はまだ未勝利。

どうなる…どうなるんだろう、今回のチキチキ祭り2008。
結果的に黒が10名も集まったけど、この人数を最後まで保持することが出来ない事は始める前からわかっている。
というか、10名でも「足りない」と記載している攻略情報もあった。
最低黒12名、なんて情報も…。

どのくらいのリジェネ具合なのか…本当に勝てるのか…不安を隠し切れないまま、作戦会議開始！
カメ情報としては

●このカメは、首が出ている時はリジェネがなくて(もしくは少ない？)、首が引っ込むととんでもない強力なリジェネ状態となる。
●それぞれの状態である程度のダメージを食らうとモードチェンジ。
●首が引っ込んでしまうと、物理攻撃がほとんど通らない。
●首が引っ込んでいる時は、魔法も使ってくるので、出来るだけサイレスを入れる。
●首が出ているときがヒーリング&マラソンタイム
●赤ももちろんMB要員。
●青がMBはフロストブレス。ヒーリング後の首の出ている状態からの連携開始時にはキャノンボール。後はナイトを守るイチゴアタックと金剛身もいい感じ。
●スタン無効。


で、手順としては

①ナイトがタゲとって開始。
②事前に貯めておいたTPで連携＋MB。
③カメの首が引っ込むけど、気にせず精霊！TP溜まったら連携＋MB！
④カメの首が出てきたら、攻撃ストップ(ここがキモ)。
⑤黒はMPヒーリングしてMP確保。ナイトでマラソン！
⑥MPが戻ったら②～⑤を繰り返す。

という感じ。
でも、③の時点でカメの首が出る前に黒のMPが尽きてしまったら、あっという間に回復されて時間切れとなってしまう。
この黒の人数で、③をこなせるのかどうか、そこがすごく不安だった。

そして④
ここで攻撃ストップが遅れてカメに攻撃が着弾してしまい、そのダメージで万が一首が引っ込んでしまうと、強力リジェネモードになってしまって、今まで削ったのが水の泡になってしまう。

カメの首の状態をしつこいくらいにコールしてくれるよう、侍とシーフに頼んだ。

オーブ使用の順番は、ランダムで勝った人から好きな順番を選ぶことになった。
自分は2番目に選択権をゲット。
こりゃもう1番行くしかないでしょ！！！

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26名のメンバーから、黒全員、赤2、青1、ナ2、侍1、シ1、コ1の18名で緊張の1戦目に突入。
勝ちたい…勝ちたいよ～～！！

ナイトのフラッシュで戦闘開始。
さぁ、いくぞーー！連携MB！

Uluzの月光！
Dekuのエヴィサレーション！

カメはサイレガを唱えた。

ええええええええええええええええええぇぇええええ？？？

MBの瞬間にサイレガを食らう黒魔道士たち。
なんとかQuinが唱えきったようだったけど、ほとんど全員が慌ててやまびこをガブ飲み。

「ちょ！！」
「カメの中の人うますぎ！！！！」

相当慌てた開始となってしまったけど、その後は落ち着いて連携＋MB。

Uluz「首が出ましたー！！！」

ドカーーン。(精霊着弾)

Uluz「首が引っ込みましたーー！！」

アウアウア。
なんとか…なんとかもう1ターン押しきらねば…

Uluz「首が出ましたー！！！」
「攻撃中止ー！」
「すとっぷーーーー！！！」




確かにスゴイ…。
スゴイリジェネだ。
結構ガクンと削れるのに、首が引っ込みましたーの声のあとちょっとモタモタしているとあっという間に回復されてしまう。

もうちょっとで詠唱完了～となると、唱えてしまいたくなる黒の性。
でもいかん、いかんのだー！
止めねばいかんのだ！！

「黒はログだけじゃなくカメを見ながら撃とう」
「うむ。見てれば首の出し入れわかる」

視界がよければたしかにうっすらわかる。
でも、相当見づらい…。
PC版だとクッキリなのか？！
特に正面気味の角度だと、かなり分かりづらい。

「もちろん前衛のコールも引き続きしてもらおう！」

攻撃ストップが戦闘のキモだという事が、全員に伝わってきた！
ウル＋デクの連携のWS発射のタイミングも飲み込めてきた！




そしてジリジリと何回か『連携MB⇒首引っ込む⇒出る⇒ヒーリング』のターンを繰り返し、これはもしかして勝てるんじゃないか？！という期待が！！
しかし…

「じ、時間大丈夫か…？」
「わからん(・_・;)」
「チョロ、勝ったらすぐ開けろよ！」
「うん！」

もう勝利を確信できるカメのHP。
でも時間がわからない…。

「おっしゃああああああ！」
「やったあああああああああああ！！」
「おーーーーっしw」
「やったーーーーーーーーーー！！」




アワワオオオウオオウオウ。
か、勝った！
箱、急がないと。
えーー？勝ったー？？？
うおおおウレシー！！
は、箱…箱あけないとおお！




たまご！たまごどこですか？？？

「た、たまごは…」
「スティレットがあたりかな？」
「昔のあたりぽい」

タマゴみあたんねーけど、うれしい！やったーー！！！
勝てた、勝てた！！

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続いての2回戦から氷曜日に突入。
ソーサラートンバンが唸るぜ！

初回いきなりくらったサイレガを受けて、印サイレスで始めることにした。
初回の戦闘は21分20秒かかっていたんだけど、氷曜日の威力は絶大！
氷曜日に突入することが出来た2回の戦闘は共に10分チョイで、突入のたびにベストタイムを更新する快挙となった。
お留守番組は別でサソリBCに突入して勝利してくるほどの余裕っぷり。

「もう余裕じゃねー？？？」
「油断きてるーー！」
「自分油断してる、油断しているのがわかる！」
「いやまてまて」
「今からドンドン人が減っていくんだぞ！！」

既に何名かはログアウトしていて、メンバーを入れ替えて挑んでいたんだけど、「全勝可能じゃないのか？」という勢いにメンバーは浮かれきっていた。

そして次の雷曜日。
これほどまでに変わるものかというくらいの大苦戦…。
慣れからくる弊害なのか『連携MB⇒首引っ込む⇒出る』の時点で、ヒーリングにいかずに「もう1ターンいけるんじゃね？」という空気に…。

確かにいけなくはないんだけど、「次首でたら絶対ヒーリング！(しないともうMPない！)」という時に限って「首デター⇒ぎゃー着弾しちゃったー！⇒ワー！首引っ込んじゃったー！⇒MPからっぽ⇒カメ大回復」という最悪パターンに(・_・;)

どんなにMPがあっても、1ターン終わったら十分にヒーリングをして、万が一の事故(首が出た後に着弾し、再度首が引っ込んじゃった場合)の際に2ターンこなせるようにしておくことが大事！

数名が魔力の泉を使ってなんとかクリア…。
あーよかった！
そしてこの回にとうとうタマゴドロップ！
本当にデター！すげーーーー！！！

この回のオーブ提供者だったベイさんが「欲しい人でロットしていいよ～！」といってくれたので、希望者3名でロットイン！
エスさんがゲッツ！
おめでとう～～！うらやましいぞ～～！！！

雷曜日は苦戦するように運命づけられていたのか、次の回もまさかのキリュ滑落＋黒衰弱多数でかなり戦闘が長引いてしまった。

センチネルなしでもいけんじゃね？と余裕をかましてポロが即死した回も、黒にタゲが移りがちだった事から考えると、やっぱりナイトが一度でも死んでしまうと、タゲキープが難しい。
逆に言うと、死ななければこれほどに暴れる黒からタゲを奪うことができるのか、とびっくりした。

侍とシーフが頑張ってだまし討ちをいれているとはいえ、それも毎回確実に入れるのは慣れも必要だし、難しい。




ナイトを生かすこと。
これもこのBCの大切な勝利条件のうちの1つだ。

ほんでーー！
この回でもまたまたタマゴドロップ！
連続ドロップすげえええええぇぇぇえ！

オーブ提供者のガプちんが「欲しい人で！」と言ってくれたので、りゅーちんとタイマンロット！
そしてりゅーちんがゲッツ！

モンクの大先輩のりゅーちん。
最近はねぐらや慟哭で外販交渉をしている姿をよく見かけていた。
そしてとても苦戦していた。
りゅーちんは以前のベヒBCで舌をゲッツしていたので、コレで@1個になったはず！
唯一勝てていない真龍BCへの欲求が高まるなぁ…。
りゅーちんおめでとう！ほんでうらやましい！！！
後1個でないかな…。

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ここで大きく人数が減って、17名に。
黒の数も8名に。
どうする？ここでやめる？という問いかけへの、オーブ使用者の殴子の回答は「いくかーーー！！」だった。

黒8名、赤3名、青2名、侍3名、ナイト1名。

今までよりも苦戦を余儀なくされるかと思ったのに、これが意外なほどの安定勝利！
クリアタイムも10分チョイと、氷曜日のスーパー撃破の回に迫る勢い。
人数が減って、若干の勝利への不安が出来たことで、無茶なイケイケ感が薄まっったようだ。

みんなが確実に1ターンごとに攻撃を止めて十分なヒーリングをしたこと。
3名の侍による工夫を凝らした多彩な連携発生で、たくさんのMBチャンスが生まれたこと。
赤、青たちがチャンスを逃さず攻撃を入れながら、ナイトを守るためにも奔走し、各自がその状況での自分の役割を確実にこなせたこと、が勝因かな！

最終の回にはさらに赤が1名減って16名での特攻になったけど、問題なく勝つことが出来た。

まさかの(?)全勝！！
めっちゃうれしいいいい！！！！

でも、もうタマゴは出てくれなかったーー！
バカー！ケチ！(´；ω；｀)
物欲センサーのスイッチを押さないように平常心を保っていたつもりだったのに、どうやら連打してしまっていたようだ…。

終わってからのみんなの感想は

「思ったほど敷居高くなかった！」
「黒1PTでもいけそうじゃない？」
「いけるいける、絶対イケル」
「次の開催、いつですか？」

というものだった。
黒1PTでもいけそう、というのは、決して油断ではない。
本当にいけるんじゃないかな、って思う。

今回「もう8名もオーブ使う人いるのか、じゃあ自分は今回いいや」って言う人が結構いた。
みんな意外と印章余ってるんだな！
99BCの企画は大掛かりになっちゃう印象があったけど、そうでもなさそうかも？

でも、次のチキチキ祭りはぜひ真龍へ行きたいところ。
アイツだけ勝ってないからなぁ…。
タマゴもほしいけど、真龍にも勝ちたい…。

「外販だけじゃなく、一度はBCにトライしたい！」というのが一番の気持ちだったので、たくさんの人が集まってくれて、トライできて、さらに勝てて大満足！
デモヤッパリチョト残念…(´；ω；｀)

いいもんねーー！！
また慟哭通うもんね！

明け方にカメのポップ時間がくる時期を楽しみに、今日のチョロ・ログアウト。