第四百四十四話：踊り子盾は騙しあい

明け方、踊り子をあげるべくPTを作成。
チョロがご飯を作っている間にポロが集めたPT編成は

踊(Porojr)踊(Choro)シシ赤赤

国籍は、踊り子2名＋赤1名がJPで、シーフ2名と赤1名が英語圏の人だった。

一見して、いわゆる【盾ジョブ】がいないことがわかる。
でもいいんだ！
踊り子が盾をやるのさっ！！！

狩場は懐かしのクロ巣。
赤さんは日本の方がレベル31で、外国の方は32。
32の赤さんがディスペルを持っていると信じたいが、一応31の赤さんにも聞いてみる。

Porojr「ディスペルは買ってありますか？」
赤さん「いえ、まだです。」
Porojr「準備しておいてくれるとうれしいです！」
赤さん「【わかりました。】」

クロ巣に入ってすぐのクロウラーが目当てである。
段差の下のクロウラーはまだ強すぎるはずだし、どうか他のPTがいませんように！

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到着してみると、鎌スキルあげ中の竜騎士さんがいたんだけど、しばらくするといなくなっていた。
PTが来たから気を使ったのかなぁ？

とりあえず1戦目！
TP0の状態からはじめる踊り子盾。
もちろんポロと2人で敵を挟んで、シーフからそれぞれ騙しを貰うんだけど…。
TPがないから、最初はなんもできない！！
イモの攻撃は痛い。
タゲもフラフラでみんなHPが真っ赤に…。

Porojr「踊り子盾は…、1戦目に2hアビを使うべきジョブやな！」
Choro「ちょろ、トランス行くわ」

1戦目からトランス発動！
みんなを回復、自分も回復。
タゲはガッチリ、TPもたまっていく。

踊り子盾でPTをする時は、可能であれば楽なんかで一度TPをある程度まで貯めてからはじめるのがいいんだな〜と実感した。
狩場にうまい具合に周りにそういう楽敵がいるかどうかは疑問だけど…。

この1戦である程度のTPとフィニシングムーブをMAXまで貯めて、不安そうなメンバーにポロが戦法を伝えた。

「○○(シフさんの名前)【不意打ち】【だまし討ち】>>Choro」
「○○(もう1人のシフさんの名前)【不意打ち】【だまし討ち】>>Porojr」
シフ's「ok」

「【踊り子】 is healer and tank. RDM is nuker! ok?」
赤's「【わかりました。】」
「弱体と精霊頑張ってくださいね！」
日本の赤さん「わかりましたー！」

そうそう、ディズペルの事聞くの忘れてた。

「○○(外国の赤さん)【持っていますか？】【ディスペル】」
外国の赤さん「no...」
「OK！！npnp!」

日本の赤さんがあがるまではコクーンシカトでいくしか！
ポイズンブレスも結構キツいのでサポ白の日本の赤さんにバウォタラがあるかどうか聞いてみると、

日本の赤さん「ないです・・・すみません。資金が都合つかなくて」

とのこと。

「了解です！問題ないです！」

むしろ、厳しい資金の中から、ディスペルを用意してくれた事に感謝しつつ、アゲ開始！

言葉の壁があるPT。
どうなることかと思っていたら、これが…素晴らしいPTだった！

チョロが釣る⇒ポロがA.フラリッシュ⇒チョロに不意玉⇒ポロに不意玉⇒チョロに不意玉⇒ポロに不意玉

基本的にこの流れ。
シーフ2名がとにかく上手！
大抵の戦闘で開幕に不意玉が2発ずつ、合計4発入る。
もうこれだけでイモのHPは相当削れている。
シーフさんのTPがたまっていて、不意玉にWSが乗ったりしたときには、もうそれだけで戦闘が終わる。
不意玉バイパー最高ー！！！

ステップが決まらなくて、フィニシングムーブが底をつき、開幕のA.フラリッシュが入れれなくてうまくタゲ取りができないときも、作戦で決めた各不意玉相手ではない方に臨機応変に騙しをいれてくれて、タゲがちゃんと安定する。

シーフはヘイトコントローラーだけど、これほど完全にPTのヘイトを2人でコントロールしたら気持ちいいだろうなぁ、というくらい、シーフが全てを操っていた。


必死な踊り子盾の我らはというと、同じ家からログインしているという最大の強みがあるので、一見ウマく回っているように見えたと思う。
でも内情は…

「ちょ、ちょと今回先にタゲとって！」
「あぁ〜〜セミがまわらない〜〜もう騙しクルークルー！」
「TPないない、回復してー！」
「やべぇーーステップが決まらない〜もう敵死んじゃう〜！」

など、自転車操業、火の車だった(´∀｀)
でも、2人ともサポ忍、自己回復もできる踊り子はやっぱりすごく便利だし強い！
イレースのないPTだったので、常時スロウはセミ回しには少し辛かったけど、2人でタゲを回してちゃんと盾をする事ができた。

戦闘中、シーフさんがチョロの後ろに回りこんできたら、不意玉がくるんだなと予想できるんだけど、回り込んでくる直前にタゲをとってしまって「あっ！」と思ったときにも、臨機応変に逆サイドへ行ってくれる。
とっさの戦闘解除や、後ろをむいてタゲがうつるのをやり過ごしたり、抜刀不意玉WSも2人ともお手の物！すごい！
かなりウロウロさせてしまった戦闘で

Choro「【ごめんなさい】about SATA」

と謝っていると、次の戦闘から

シーフさん「SATA【準備完了！】」

というマクロが完成していた。
これを事前に出してくれるようになったので、慌てているときもわかりやすい！

本当に上手だし、言葉の壁がありながらも、すごく積極的にコミュニケーションをとってくれる人ばかりで、すごくやりやすい。

そういえばアシッドボルトも連発してくれていたけど、コクーンをアシッドの防御ダウンで上書きできるって本当？
今（記事を書いているたった今）気になったので調べてみたら

詩人の魔法のフィナーレか赤魔道士用魔法ディスペルで消すことができ、またアシッドボルトをはじめとするアシッド系武器の追加効果「防御力ダウン」と両手斧WS「アーマーブレイク」「フルブレイク」や青魔法「フライトフルロア」で上書き可能であり、クロウラーと闘う時にこの対処法が一切無い構成は絶対に避けたい。
FF11用語辞典より抜粋

だって！

赤さんがレベルアップしてからは、コクーンは光の速さで消してくれていたけど、その前から実はシフさんたちがこまめに消してくれていたんだなぁ。
今さらながら感謝！

シーフたちの上手さに目が行きがちだったけど、赤さん方も弱体を入れる役、精霊をうつ役、と自然に役割分担ができていて、ピンチの時には適度に回復もこなしてくれていた。

「殴らない方がいいですか？」

と日本の赤さんに聞かれたけど、イモは範囲で痛いWSも少ないし全然OK！！
みんなで殴りかかってウハウハ(・∀・)
というか、踊り子の短剣のダメージより、赤さんの殴りの方がよっぽど強かったと思う。
赤さんのためにサンバはアスピルにしようかな〜と思っていたけど、エン系魔法を使っていたので、ドレインにしておいた。

モリモリ稼いで、みんな2レベルずつアップ！
最後にシーフさんが

「正直いって最初はこのPTがこんなに機能するとは思ってなかった。楽しかった、ありがとう！」（意訳）

と言ってくれた。

大丈夫かな？と少し不安な構成のとき、ちゃんとコミュニケーションがとれて上手く行くと、本当に楽しい！
言葉が通じてもコミュニケーションが取れない時だってあるのに、言葉の壁を乗り越えてこんなに楽しく狩れたのが、めちゃくちゃうれしくて、楽しかった。

現在レベル34。
ヒーリングワルツまで@1！

「これで調子のって、またおなじ編成でPT作ったら、きっと痛い目にあうんだろうな」というPorojrのつぶやきを聞きながら、今日のチョロ・ログアウト。