第二百十七話：3国でテレポを貰うのは難しい

チョロは最近青魔道士をあげている。何で青かというと、青しか新ジョブ取ってないからである。ポロが先に青を始めたんだけど、隣で見ていて「意外とラーニングできないもどかしいジョブ」である事が判明し、そのもどかしさが楽しそうで始めてみたのだ。

ポロは色々なサポを試して最後はサポ獣に落ち着いていた。リンク処理も出来てすごく強そうだったけど、チョロは獣は1歳なので悩んだあげく結局サポ白に。ケアルが出来ないと落ち着かないのは灰色魔道士のトラウマだろうか。

サルタから始めてタロに進んで・・その時覚えていたのは花粉とコクーンとスプラウトスマックのみ。カニも何度も何度もやってるのにメタルボディを覚えれない。マンドラも飽きるほどやっているのに種まき覚えれない。鳥も何度も倒してるのにヘルダイブ覚えれない。ウサギの顔も見飽きたがフットキック覚えれない。

唯一LSメンバーと一緒に遊んでゲットした癒しの風（まだレベル的に使えない）だけが心のよりどころである。あぁ、もどかしい！だがそれが良い！(´∀`)

毎日専心が切れるまでだけ青を育てているんだけど、ほんっとうに覚えない！でも、ソロが強い。コクーンと花粉だけで十分やっていけてしまうほどソロが強い。なまじソロでそこそこ稼げてしまうので、PTプレイしたいけど

「セルビナでPT希望を出そうかな、いやまだ青魔法全然ないしやめとこ・・」

という日々が続いていた。

その日チョロは相変わらずタロで、種まきを覚えたいな、と思いつつソロでレベル上げをしていた。そしてもう何十回目かわからない種まき⇒覚えれない、の後

「もう種まきはいらん！！！！」

と別のモノを覚えれる敵がいる場所に移動する事にした。別のモノ、それはPTプレイで重宝する、とChappieが言っていた「ヘッドバット」つまりカメ。

コンシュだ！コンシュに行きたい！なんでパルブロじゃなくてコンシュかというと、羊がいるから！シープソングもついでに狙いたいもんね！なんて思いながらウィンに戻ってカバンを整理して、さ、コンシュへ行こう、と思ってハタと気づいた。

突然だが、指定生産品クエストが実装されてからチョロの基本HPはウィンだ。多くの人はHPはジュノが当たり前で、最近ではアルザビや白門をHPにするのが主流になってきたみたいだけど、チョロのHPはウィンである。OPでどこに行くにも便利だしこれからも変える気はない。

でもー！ウィンからコンシュってすっげ〜〜遠いー！まだチョコボにも乗れない。OPも使えない。

・ジュノの方がテレポシャウト捉まりやすいから飛空挺でジュノへ行く？

・黒でテレポデムしてそこからチョコボかエスケでバスへ行って着替えて徒歩る？

・ウィンから徒歩る？

いやいや、ついさっきポロをテレポデムでコンシュに運んであげた自分としては、自分もサクっとコンシュに飛びたいじゃん！なんていう謎の意地が発生し、とりあえず叫んでみた。

C「【テレポデム】【くれませんか？】【いたわる】3000G」

相場がわからないからとりあえず自分的にはかなり高めに叫んでみる。

シーーーン・・・

まぁ、そうよね。shoutの返事がこないなんて今までのヴァナライフで当たり前の事だしなんとも思わん！

よし、サーチでデムできる人にtellしてやる！

C「【はじめまして】【テレポデム】【くれませんか？】」　

あえて【いたわる】をつけずにtellしてみた。たま〜に返事をくれる人もいたけど、返事はNO。

「【今忙しいので後にしてください】」
「【テレポデム】【君にあげられるものはなさそうです】」

その他結構失礼な返事などなど。それでも返事をくれるだけありがたい。お礼を言って次を探す。たまに何故か暴言返事が返ってくる。だけど失礼な返事ほど、丁寧に返事を返す。返事をくれてありがとう、と丁重にお礼を言う。きっと日本人なんだろうな、というタブの使い方の暴言にはタブ+日本語で丁寧に返事をくれた事にお礼を言う。チョロはそういう陰険な人間なのである。

他にもコンシュへ行く方法はあるにもかかわらず勝手に楽しようとしてテレポを求めているだけのくせに、あまりのテレポゲット率の低さに1人グッタリしてきた頃、神は現れた。

もう何人目か分からないtellだった。一言「ok」と返事してきてくれたその白さんは白/狩1歳、という明らかにイベントをしていたんだな、という人だった。

白さん「【モグハウス】？」
C「yes」

このままテレポしてくれたらこの人帰りどーすんだろ・・

C「you change SJ?」
白さん「oh....yes lol plz wait」

そしてサポ黒に着替えてくれてテレポしてくれた。トレードを申し込むと画面を開いてくれたので3000Gをトレードしようとした。すると

白さん「no【お金】【いりません】(´∀`)」

(´∀`)←これでこの人日本人なんだな、と判明。

C「では、これを」

慌ててカバンの中を探して、後で米でも栽培しようと思っていた謎の穀物の種、をトレードした。もちろんタロのソロあげで拾った代物である。

C「拾ったものですみません」
白さん「いえいえ、ありがとー！では遠慮なくもらっておきます」



そして強化をかけてくれて白さんは去っていった。

自分勝手に意地でテレポを探して、自分勝手にイラッと来ていたチョロにとって、テレポをしてくれただけでなく、お金を受け取らず種を受け取って帰ったこの人は本当に癒しの白さんだった。

その後、この癒しの白さんがくれたラッキーオーラのおかげか、チョロはシープソングもヘッドバットもそれぞれ2,3回くらいですぐに覚える事が出来て、その足でセルビナへ向かってNAPTを楽しんだ。

ヘッドバットを覚えてからサチコを書いて参加希望を出した2秒後に誘われたNAPTで、入れ替わりが激しく経験値は2時間で2000ほどしか稼げなかったけど、そのPT中に念願のメタルボディをラーニング！サポなしの人がいたり、コルセアがいたりして、とても楽しかった。

自分も普段ウィンにいるとたまにテレポ依頼のtellが来る。一人でのんびり何かをしている時はテレポするけど、人を待たせていたり、何かに熱中している時は断ってしまう。

自分が断ってるんだから、断られるのも当たり前なんだけど・・・それにしても3国でテレポを貰うのは本当に難しいな！

テレポ依頼、今度からもうちょっと引き受けてあげるようにしよかな・・・なんて思いながら今日のチョロ・ログアウト。