第三百十七話：草むらメリポ

「ソーサラーペタソスが脱げちゃった」というより「まだかぶれない」くらいまで立派なレベル74になってしまったので、他の全ての誘惑を断ち切って、週末の明け方に身内経験値稼ぎに出かけた。

場所は『オサーン島』
インプとソウルフレアがいっぱいいる島である。

最初はエリア逃げもできる島の入り口付近で戦っていたのだけど、メリポPTらしき団体がきたので奥に移動。

当然移動の最中にも絡まれたりしたけど、なんとかキャンプにたどり着くことができた。

この日はアサリちゃんが赤、コギーが白、チャッピが青、とみんな見慣れたジョブとは違うジョブで来ていた。

順調に稼げていた。時給とか全然計算しないのでどのくらいだったかわからないけど、順調に稼げてはいた。

稼げてはいたけど…。

視界が狭いんじゃーヽ(｀д´)ノ


なにこの見づらさ！
画面に草しかないがな！
なんとか視界をクリアにしようと前にでると範囲を貰ってしまうし、下がるとレンジ外。

「なんでもええけど、この草刈りたいわ…」
「あ、それ思ってた…」
「おなじく…」
「ダヨネ！マジうぜぇーー！」

後衛陣はやっぱり同じ感情を抱いていたようである。
なんとなく、いやこれはホントになんとなくだけど、後衛の位置って足場が悪いことが多いように思う。

やっぱり前衛は、釣ってきてくれたり、各ジョブで立ち位置が重要だったりするから、ある程度の広さがある所で戦わないといけないもんなぁ。

ひろーーーい場所ならスッキリ視界クリア！なのだけど、このオサーン島は特に視界が悪い！！

敵の向きとか見たい時もあるのに、全然見えねぇよぅ…。
なにより釣ってきた敵が1匹なのか2匹なのかさえ見えない！

お手軽アトルガンエリアで、戦績も稼げて、後衛の視界が良いエリアってどこですか！！

ヒドい時は自分の姿さえ危うい状態で、なんとか75に戻り、そこそこ貯金も出来て今日のチョロ・ログアウト。