第三百二十四話：無茶な合成依頼

ある日のログアウト前、サムっちのセカンドの白蘭がログインしてきてLSに問いかけた。

Hakuran「どなたか彫金48で鍛冶19以上の人いませんか〜？」
Porojr「ノ」

と言う訳で白蘭からPorojrに合成依頼があったのだけど

Hakuran「じゃあすぐ倉庫から材料送ります〜」
Porojr「ムリ〜手渡しにしてー！今ポスト死んでる〜」

という事になり

Hakuran「じゃあ今度にすっかな…」
Porojr「んじゃおちまーす」

という会話がなされていた。
その5分後くらい

Hakuran「ポロさん、材料から合成してもらってもいいですか〜？」
Choro「もう落ちてるで…」
Hakuran「?(￣□￣;)」
Choro「今度にすっかな、の後すぐ落ちてたでw」

という訳でこの合成依頼の話は終わる予定だった。

その後、チョコボを見るために白門からウィンへ戻ったのだけど、どうやら白蘭が例の合成を頼む相手がいなくて困ってる様子。

Choro「ふむ…。自分鍛冶は足りてるけど、彫金が40だからなぁ。」
Hakuran「あ、それなら頼もうかな。48レシピなら普通いけるよね？」
Choro「いけねぇよ！w」

どういう思考だ！！！
40で48のレシピを普通にイケるっていうのは、調理の合成を60まで全てジュースで割りあげしたPorojrくらい合成スキルあげを冒涜した意識ではないのかっ！

絶対ムリだし、もうちょっと待てば余裕でスキルを満たしてるLSメンバーが続々とインしてくるんだし待てばいい、というチョロの意見を無視し

Hakuran「いけるいける！」
Hakuran「何事もチャレンジだ！」

と、もうやる気。

Choro「言っとくけど絶対割れるよ？」

というチョロの声は届いてないようだった。
仕方ないので、せめて上級サポをつけようと白門へもどり、アルザビの彫金ギルドへ。
上級サポートを頂いた。

まずはアイアンインゴを板に。
そもそも「アイアンインゴを板にする」行為自体がブブリム教以来。

たとえ師範であっても腕は落ちてるんじゃねーのか、という状況で問題合成開始…(・_・;)



シュゴゴゴゴゴゴゴ……パリーン
Choroはアイアン板を失った。

Choro「よーし、おつかれー(´；ω；｀)」

当然の結果だ！
当然の結果だけど、スマン！！

ところが白蘭は『板だけロスト』という事実にリベンジを企んだ様子。

Hakuran「ちょ、ちょっとまって！板買って来る！」
Choro「まだやるんかい！w」

走り去った白蘭を呆然と見つめていると

ヒマレンジャーはChoroをつんつんつついた。

お？ヒマレンジャーだ。
こんな明け方にもヒマしてるとはさすが。

モグハウスの入り口にたっていたヒマレンジャーは裁縫のエプロンを着ていた。

Choro「ねぇねぇ、ヒマレンジャー。裁縫職人なのね。」
ヒマレンジャー「そですー」
Choro「ところで…彫金スキルいくつ？(´∀｀)」
ヒマレンジャー「彫金ですか…聞いて驚くな…22だ！」（20だったかな、数字うろ覚え）
Choro「ふぅん…おつ！」
ヒマレンジャー「(つд・)」

まだ2回しか会った事ないのに、もうこんな失礼な会話をしてしまった。
白蘭が戻るまで、現在の状況と、またカチ割るために材料の到着を待っている、という事をsayでしゃべっていた。

sayでしゃべっていたのだ。
敢えてsayで！

そう、ここはアルザビ彫金ギルド前。
彫金職人さんが

「あ、それなら私やりましょうか？」

と、声をかけてくれる確率はヴァナで2番目に高い場所ではないか！

しかし、明け方のヴァナではそんな奇跡は起こらなかった…。

そして白蘭到着。

ヒマレンジャー「あ、被害者の方ですね？」
Choro「アホかー！被害者は私だ！！」

上級サポートをつけなおし、ヒマレンジャーというサポートも見守る中リベンジ開始！


シュゴゴゴゴゴゴゴゴ…

Choroの彫金スキルが0.2アップ！

ちょ……っ(;゜д゜)

ゴゴゴオゴ……
バンデッドヘルムが出来た！

ぅぉ…でけたっ！
こういうモノを作ってたのか…それさえ知らなかった！
本当にできたっ！
上級サポをつけたので、何度も試せばいつか成功もあるかな〜とは思っていたけど、2回で出来た！
チョロ…もしかして天才かも…(・∀・)

Choro「でけたぁぁぁぁぁぁ！」
ヒマレンジャー「おめでとう！！！」
Hakuran「ありがとうありがとう！」

Choro「ていうか、コレなんなの？競売で買えばよかったんじゃ…」
Hakuran「競売に出品ないんですよ〜」
ヒマレンジャー「友達の手作りの方がいいしね！」
Choro「ヒマレンジャー今いいこといったね！でも銘クリなんてもちろんないけどね！」

Choro「自分の銘入りの防具を誰かが着てるって何かいいなぁ…ハクラン、マジックでチョロって書いといて」



Hakuran「装備をNPCに預けるために作って貰ったなんて…とても言えない…」
Choro「…………」
Choro「あほー！もう落ちる！」

こうしてチョロの天才合成は終了した。
明け方のアルザビでのヒトコマだったけど、ヒマレンジャーにも偶然会えてなんだか面白かった♪

久々の合成スキルアップを見れて、なんだかウキウキ。
革や骨などの全く手をつけていない合成も、60目指してボチボチやりたいなぁ〜と思いながら、今日のチョロ・ログアウト。