第二百六十七話：結局なにが土筆なの？

チョロのアサルト階級は傭兵長だ。

だけど傭兵長のアサルトに行った経験がほとんどない。大体その時いるメンツで一番階級の低い人に合わせて行くし、中々傭兵長同士が集まることがないのだ。

しかしこの日は偶然傭兵長以上のメンバーが集まった。

Gyaban、Chappie、Porojr、Cogito、Choro。

この時点で気づくべきだったのだ。死亡フラグが立っている事に。
思い出すべきだったのだ。過去に自分がやった罪を。


アサルト：土筆作戦。レベロス風穴のアサルト。

G「簡単だった」

というハゲの言葉を鵜呑みして5人で突撃した。チョロとPorojr以外は経験者だった。


簡単だった。たぶん。エリアのどこかにある？？？を探すだけ。チョロは1つも見つけれなかったけど…。

「なになに？何すればいーの？」

と言いながらフンフンフーンと歩いていると


ドスドスドスドスドス

(;゜д゜)な・・・・・・・



なんだコイツは！あぶねぇ！

チョロ「絶対絡まれたと思った…びっくりした〜…」
「あぁ、そいつノンアクなのさ」
チョロ「ウソつけや！！！！」

どうやらこのドラゴンをよけながら？？？を探す、という所に難しさがあるアサルトらしい。でもこの時ははラッキーだったのかなんなのか、結構あっさり？？？を発見することができた。

Porojr「見つけました！？？？」
Porojr「触っていいの〜？」
Cogito「あ、ちょっとまっｔ」

Porojrが「触っていいの？」と言う時は、たいてい既に触った後なのだ。伊達に脳筋LSのリーダーではない。このときも当然発見マクロの直後に触っていた。ところが…


作戦に成功しました。


おぉ？！すごい！

Cogito「偶然オッケーだったみたいw」

本当は時間を合わせて触らないといけなかったようだけど、さすがは長年の付き合い。Porojrが発見マクロを流すと同時に、他の？？？にスタンバイしていたメンバーもすぐに触った様子。

チョロ的には、ドラにビビりながらドラの後ろをついていっていたらクリアしちゃった♪みたいな楽チンアサルトだった。

誰かがゴールに向かう間、エリアを走り回ってみた。するとさっき後ろにいたはずの赤いドラが前から来る。

Choro「あれー？」
「3匹いるのよ〜」
「1匹アクで後はノンアクなの」
「でも見分けるのは不可能」

なるほど…そういう事だったのか。じゃあさっきの「ノンアクなのさ」もあながちウソではなかった、という事か。ウソつき呼ばわりしてスマン…。という事は1/3でこいつノンアクか〜。

前からくるドラ。普通なら絡まれそうな距離だけど、壁際にたって見送ってみる。おぉ！本当だ、絡まれない！こいつはノンアクだったのか〜！オラオラーーー！！！！



…………。



Choro「ちょっと！！！！」
「wwwwwwwwwwwwwww」
「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

クソー！！こいつ、アクのヤツだったのか！さっきすれ違ってセーフだったのは単なる偶然か(´；ω；｀)


こうしてまんまと死にながらも、とりあえず無事クリアはしてその日は終了した。

終わった後に、他のメンバーからこのドラゴン達について特に追加情報を聞くこともなかった。
チョロはこの日運悪くアクのやつに突撃してしまった。そう思っていた。

後日、ネットでFFプレイ日記のBlog巡りをしていると、この土筆作戦の記事があった。その中に…

「ドラゴンは3匹。とんずらがあれば見つかっても逃げ切れるみたいですね。1匹だけは引き寄せがあるみたいで、こいつに見つかると逃げ切れませんが…」

という一文が…(・_・;)

ぉぃ。全部アクやないか。全部アクチブやないかーーー！！！！！
「1匹だけアクやねん。」だと？
「1匹だけ引き寄せ」やないか！！

もしや知らなかったのか？いーやそんな訳ない。絶対知ってて黙ってた上に、次回も騙そうとしているに違いない！あのメンバーなら十分に有り得る！
チクショー！！！ヽ(｀д´)ノ

こうしてまんまといっぱい食わされたチョロは、自分の過去の発言を思い出していた。

とある日。
LSメン「○○って何感知でしたっけ？」
ちょろ「あ、そこのやつノンアク〜」
LSメン「おお〜ありがとう〜！」
・
・
・
LSメン「ウソつきー！！！！！」


別の日。
LSメン「ここの○○ってアク？」
ちょろ「ノンアク〜」
LSメン「ありがと〜！」
・
・
・
LSメン「ウソつきー！！！！」


悪い事をするといつか自分に帰ってくるって本当ダネ…。

静かにチャンスを伺って、必ず騙し返してやる！と心に決めて、今日のチョロ・ログアウト。