第三百三十六話：やっぱりキキルンは腹黒い

アサルト『シーラット送迎作戦』へ行ってきた。

この階級のアサルトはまだまだ行った事ないやつばかりでドキドキ。

作戦指令をみると

イルルシで座礁船解体に当たらせていたキキルンダイバーたちが、怖い目にあったと危険手当てを要求している。
彼らは熟練の作業員。
辞められると工事に支障が出る。
アサルト要員はキキルンを受給場所まで安全に誘導せよ。

「怖い目にあった」
これまたずいぶん…曖昧な…。
調子に乗った要求を繰り出す組合風なニオイを感じながら現場へ急行。

ワラワラとキキルンダイバーがいて、話しかけるとみな口々に怖い目にあった内容を言ってくる。

で、話しかけたヤツは自分についてくる。
複数話しかけたら複数ついてくる。
なんぼでもワラワラついてくる…。
これを、ポロが広域で発見した『チーフダイバー』の所に連れて行けばいいみたい。

なんだなんだ、ハードル低いな、とキキルンを連れてあるいていると、目の前にでっかいアンコウ（オロボン）が！

「たいへーん！たいへーん！オロボ〜ん！！オロボ〜ン！！」
「オロボ〜ん！！オロボ〜ン！！たいへーん！たいへーん！」


(;゜д゜)……。
どこいくんじゃーーーコラーーーーっヽ(｀д´)ノ

オロボンが視界に入るや否や、キキルンたちが一目散に散り散りに逃げていく。
一体どこまでいくんじゃい！

ポロが広域でみてみると、びっくりするくらい遠くまで逃げている。
しかもめっちゃくちゃ足が速い！
これはトンズラがあったほうがいいなぁ。
で、再度話しかけるとすごい愚痴をいいつつまたついてくる…。

これは後方で逃げたキキルンをキャッチする役の人がいりそうだ(・_・;)


オロボンの方がキキルンを見つけて追ってくる⇒キキルン逃げる、なのか、キキルンの視界に入ると逃げ出すのかよくわからないが、チョロは逃げたキキルンを追っている時、驚愕の光景を目にした。

逃げていくキキルンの真正面からオロボンがやってきたのだ！
今までの様子から考えると、Uターンしてこっちに逃げてくるのが普通のはず。

でもキキルンは平気ですれ違って逃げていくっ！！
つまり『連れている時以外はオロボンが居ても平気』なんだよアイツらはっ！！ヽ(｀д´)ノ
実は平気なくせに「怖い目にあった」って言ってんだよっヽ(｀д´)ノ

まだここに新しい『キキルン腹黒伝説』が誕生してしまった。
マジであいつらは表面上の付き合いにとどめた方がいい相手である。

こうして逃げ惑うキキルンをとっ捕まえながらマップのすんごい北にいるチーフの所になんとか数匹だけ届けた。


一応1匹でも届けたらクリアとなって、後は何匹届けれるかで貰える戦績が変わるんかな？
何匹かは逃がしたまま時間が来たのでエリアから出た。
残ったキキルンはオボロンに食われちまえ！

本当に心優しきキキルンにはいつ会えるんだろう…と思いながら、今日のチョロ・ログアウト。