第三百六十八話：チキチキ祭り2007

最初の脳筋チキチキ祭りはベヒ99BCだった。
そもそもベヒンモスと戦ったことがなく、4〜5連戦分のオーブを用意して、やっと1回だけ勝てたのだ。

2回目に開催されたチキチキ祭りベヒBCは、全勝！
みんながコツをつかんだからなのか、メリポなので強化されたからなのかはわからないが、BC入り口付近で、アオイが地形スタックにハマって動けなくなり、

Aoy「歌聴きたい人はここきて！」

なんて言っていても勝てるという余裕っぷりだった。

余裕になると別のモノに興味を惹かれだす脳筋たち。
というか、ベヒBCで黒帯アイテムをゲッツしたRashperが次なるアイテムであるファフの逆鱗のために真龍BCを企画したのだ。

これが前回のチキチキ祭りだった。
3個のオーブを使ったが、全敗(´・ω・｀)
でもそのうち1回は、飛んだ龍を地上に降ろすことに成功し、希望がみえた感じだった。

そして今回のチキチキ祭り。
もちろん真龍リベンジである。
印章99個を消費するこのBCは、頻繁に企画できるわけもなく、年に1〜2回しか行われない希少な祭り。


当日意気揚々とログインすると、BBSの告知と本人の想定していた集合時間がズレていたらしく「BBSにも23時って書いたと思い込んでいた」という主催者の泣き声。
そしてまだ人数が全然足りないという。

ほんとかー？と思い、丁度挨拶tellをくれたぞぬよを誘いつつ点呼を取ってみた。

Choro「挙手してない人の中で、既に現地にいるっぽいバフォたんとか、どうなってんだろ？」
Gyaban「あぁ、バフォたんはもうTPまでたまってる」
Choro「………そ、そう。」

点呼とってないだけで、実はめっちゃ人数いるんちゃうんか…と点呼を取り終わってみると、もう人数オーバーだし(;゜д゜)

慌ててぞぬよに人数を勘違いしていたことを伝えて土下座。
総勢19名でバルガの舞台に向かった。

ところで装備にめっちゃ悩む！
もちろんダメージを期待されているんだから、INT装備がいいのかもしれないけど、やっぱり死んだら意味がないのでHP装備も捨てがたい！！
普段は両方持ち歩いているけど、今日は薬品とかあるから両方持てない。
LSに相談しながら悩んでいると

殴子「死ぬ時は、HPブースト以上食らうに決まってる。だから解決。」
キリュ「チョロが生き残るつもりでいることにウケるわ…」
ポロ「ホント身の程知ってほしいよね」

なんなの！！
なんなのぉぉおおおぉ！失礼な！
でも、悔しいがきっとその通りだろうから、素直にINT&スキル装備で向かうことにした。

なんせ数ヶ月ぶりの戦い。
みんな戦いの感覚とか忘れてる。

「前回は青が存在してなかったなぁ」
「飛んだ時、青魔法ってどうなんだろうね〜」

新しく加わったジョブがどんな風に活躍できるのか、そっちも楽しみ。

編成は

ナ：2（キリュ、クォ）
狩：3（ポロ、バフォ、アサリ）
コ：2（たかぼー、殴子）
モ：1（ボブ）
戦：1（デジ）
赤：2（ビビー、ハゲ）
白：1（クジャ）
青：1（チャピ）
黒：6（ウンババ、ガプ、コギ、リュー、フェムー、チョロ）

タカボーが1時限界とのことで、まずはチョロがお留守番。
ポロの画面で戦況を確認できるので、リバビリはポロの画面で！

使うオーブは5個。使う順番はダイス。

まずナイトが突っ込んで、龍が右を向くように位置取り。
その後、盾は左足、他は右足から攻撃。
開幕と飛行開始時にそれぞれ連携とMBを行う、という作戦に決まった。


赤は2名ともクマスタン持ちだけど、どこで使うかは自己判断。
食らったらおわり、というシッポの攻撃があるので、後方からの戦闘は厳禁。

飛んだら物理アタッカーは遠くに離れ、遠隔攻撃&魔法攻撃ひたすら頑張る！という事で突撃ぃー！！！

まず誤算は、キリュが1人で突っ込んでいるにも関わらず、龍の向きが変わらない。
でっかい敵はタゲが横にいても向きが変わらないことがあるらしい。

仕方ないのでその向きのままみんな殴りかかった。
龍が飛ぶまでは順調だった。
でも、飛んでからが……。

スタンの順番も決めていたんだけど、テンパってる&ラグもある&他の事してるときもある、という感じで、どうしてもスタンリレーはうまくいかない。

で、範囲攻撃が強烈すぎる！
やはり白1人、というのはダメだったか…。

飛んでいる間に戦力をめちゃくちゃ削られて、着地してからは戦える状況じゃなくなってしまう。

2戦とも飛行中に体勢が崩れてしまって敗退(´；ω；｀)
でも、歯が立たないという感じじゃないのがまた悔しい！！！

時間切れとなったタカボーが最後に放ったワイルドカードは5！
PTの2hアビを復活させてチョロと交代した。

攻撃は右足。ドレインはリキャごと…。
注意事項を頭に叩き込みつついざ出撃ー！！！！！


実はこのBCは、龍に感知されることなくBCのサークル内に入れる事がわかり、最初キリュがビビりつつサークル内の龍の横まで移動。

そこからタゲを取ることで、最初に出来なかった龍の向き変更が可能になった。
地上にいる間は、キリュさえ生きていたらなんとかなる、という感じ。
2枚目の盾であるクォたんも、キリュを完全にサポートする形で良い感じに固定できている。

飛行形態から着地させることにも成功するんだけど、タッチダウン後の配置に苦戦。

龍がドタバタ動くのだ！！！
「キッチリ配置が決まるまで攻撃しちゃいけない」とみんなが悟る前にまさかのスパイクフレイル被弾。
かなりいい感じだったけど、これでまた壊滅してしまい涙の撤退となった。

一旦壊滅すると、遠くでヒールしていて死亡ヘイトリセットされているはずの人や、せっかく死に場所を選んで遠くで死んだ死体までも引き寄せられるという惨事になる。


そして泣いても笑っても最後のラストチャレンジ。
着地中は良い感じ。

何名か死者は出つつだけど、余力を残して飛行形態へ。
龍の飛行中、自分がどんな行動をしていたかの記憶はスッポリ抜けている。
必死だった、という事しか覚えていない。
で、まんまとW衰弱になって、BC入り口でヤキモキしながら衰弱回復を待っていた。

Bibby「配置ー！！！配置ー！」

というビビーの声が聞こえてくる。
龍が着地したんだ！

W衰弱チームで一緒にヒーリングしていたポロとバフォたんは、衰弱回復後のHP回復を待ちきれずにすっ飛んでいく。
さすがにMPなしですっ飛んでいっても意味ないので、ジっとガマンしてから駆けつけた。

すげー削れてる！@2割というとこか！
でも、龍が動いている…。今はまだだめだ。
まずはキリュにタゲを固定しないとー！！！！

一旦固定されたかに見えてもまた動き出す龍。
でも、キリュさえ生きていれば着地後はなんとかなる！なるはず！！

そう思っていた矢先になんとまさかのキリュ沈没。
クォたんが引き継ごうにも、完全にキリュのサポートに徹していたので、すぐに引き継ぐことなんて出来ない…。

そこからはなし崩しに崩れていってしまった。
チキチキ祭りリベンジは、またも敗退となってしまった…。

チクショオオオオオ！！！！
でも、でも！作戦はそこまで見当ハズレでもないと思うんだ！

『着地してからのタゲ固定』次の課題はコレに尽きる。

勝てない相手がいて、目標があるというのは燃えるもの。
あの憎たらしい龍が地に伏せる日を夢見て、今日のチョロ・ログアウト。