第六百二十四話：オロボンの結末

ボヤボヤしている間にパンプキンカービングコンテストのTOP25が発表されていた。
全員の作品が発表されている事を知る前に、我が家には信じられない事に、

「残念ながらTOP25からはもれたけど、小さいカボチャは11/6くらいまでにモグハウスに届けるよ♪」

というメールが届いていた。
間違いメールだろうから、確認のメールをしようかとも思ったが、どうやら真実らしい。

じゃあTOP25はなんぼのもんじゃと発表サイトを見に行って、エントリーNo.1の作品に度肝を抜かれた…。




なによこれ…。
かぼちゃ彫ったって雰囲気ないやん、もはや普通の絵やん。
異常なクオリティすぎ！！
プロの参加はご遠慮願いますよ、ほんと！！！

それ以外のTOP25も軒並みすげぇ。
完全貫通と皮を削るだけの両方を使って陰影をつけるのは、もはや常識の範疇らしい。
プ様のブログの最後の「表面を彫るというより削る感じだと簡単に人物画は出来ます。別に貫通して彫り抜かなくて良いし。」という一文について、どういう意味なのかもっとちゃんと考えたらよかった…。

かぼちゃランタンの模様＝貫通、としか思っていなかった自分のオロボンは、完全貫通作品なのだ！
しかも坊ちゃんかぼちゃで！
審査員はそこのところを考慮してほしかった…。
あんなに(日本語で)アピール文書いたのに、きっとちゃんと読んでないに違いない。
審査員からのコメントが載っている人もいるのに、チョロの作品、ノーコメントだし…(´・ω・｀)

そんなチョロの作品はコチラ下↓

天才画伯のオロボン

明るい方の写真をみると、彫る予定だったけどデザインに大きなミスがあって慌てて彫る場所を変えた痕跡がアリアリと見えたり、実はランプ部分の先端でしかかぼちゃ本体と繋がっていないという、万有引力とギリギリの勝負をしている作品であることがわかってもらえると思う。

友達の応募作品の結果は、プ様が見事TOP25入選。
あしこの作品はTOP25漏れ仲間(・∀・)人(・∀・)
しかしyocの作品が見付からない。
自ブログでもどれがyocのかぼちゃか明かそうとしやがらない。
個人的に大ヒットの【タイトル：粉々のテレポイント】がyocの作品だったらいいな、と思っている。

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しかし、無記名の作品があるのはどういうこっちゃ…？
名前ないとかぼちゃがモグハウスに届かないじゃん！
匿名希望とか出来たのかしら…。

と思って匿名についてジロジロみていたら、翻訳サイト使用丸出しの日本語サイトではわからなかったルールがある事に気付いた。

【全ての票決が終わるまで、作品は匿名でなくてはならない】

というルールが存在したのだ。
日本語サイトではそのルールは4番に記載されているんだけど、ぶっちゃけあの翻訳ではそうとはわからなかった。

そしてさらにジロジロみているとTOP25は全て匿名表示。
つまり、まだTOP25以上の賞に当選の可能性があるから、匿名表示なんだな、と理解した。

しかし、TOP25からもれた作品にも、チラホラ匿名表示がある事に気付いたのだ。
つまり、TOP25からもれていても、さらなる上位入賞の可能性が残されている作品は匿名ってこと？！
自分のオロボン、思いっきり名前でてるんですけど？！
yocの名前が見付からないのは、上位入賞の可能性がある作品だからなの？！

と一瞬嫉妬に燃え上がったが、執念でTOP25漏れの全作品をみてみたら、後半全部匿名表示だったので、やっぱりよくわからない…。

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そんなオロボンかぼちゃは、ボールペンで下書きを書いたり、中に火をつけた爪楊枝を突っ込んだりしたにも関わらず、我が家で普通に食された。

中にクリームを詰めてオーブンで焼くだけでいいや、と思ったものの、当然ながらオロボン部分からクリームがダダ漏れである。
でもまぁ、細い線だしホイルを線につめてフタすればいいかなーといじくりまわしていたら、とうとうオロボンが万有引力に負けてボロンっと取れてしまった。
オロボンだけに、ボロンと取れてしまった。
オロボン、と取れてしまった。




取れたオロボンをみて、ちょっとカワイイなと思いつつ、仕方ないので全体をホイルで包んで強引にクリームを流し込みファイガⅢ。
無事にホクホクランタンが出来上がった。




美味しくいただきました。

結局、先着500名の参加賞のみゲットという平凡なオチに終わったチョロだけど、かぼちゃ彫りはすごく楽しかったので、大満足。

yocの作品の特定に全力を注ぎながら、今日のチョロ・ログアウト。