第六百四十五話：噂のアビセア

ウワサのアビセアレベルあげ。
LSで人を集めて10名～12名くらいで行った事はあれど、フルアラで狩って数時間で天文学的な数字の経験値を得るというウワサのアビセアあげには行った事がなかった。

そしてとある平日。
火曜日(リンバス＆サル部)でも金曜日(裏)でもない平日。
こんな平日の割と早い時間にログインできることはあまりないので、ログイン後、白門のshoutをものめずらしげに聞いていた。
すると募集していたのは、アビセアあげの黒PT。
いや、黒アライアンスと呼んだほうがいいのかな。

通常攻撃で〆る。
魔法で〆る。
WSで〆る。
などの色々な作戦があるのがアビセアあげだと数少ない経験でボンヤリ覚えてきていたので、このshoutには驚いた。
黒PTでもできるのか～。

おなじく珍しくインできていたPorojrと2人でそのshoutに応募してみた。 shoutに乗るのも、野良で遊ぶのも、いったいいつ以来だろうという新鮮さ。
まだアラにあきがあったので、同じくヒマそうにしていたYocにも声をかけて参加してみた。
自分は黒、Porojrは吟、Yocはコルセアだ。

行き先はたしかタロンギ。
アダマンタス亀を狩るらしい。
始まる前に参加者から色々な質問が飛んでいたけど、その中でも面白かったのが

参加者「白はどうやって育てるんですか」
主催「白は育ちません」(キッパリ)

というくだり。
まだまだアビセアあげのことをちゃんと理解していないけど、いろいろな色を育てる事で、時間が延びやすくなったり、経験値が増えやすくなったりするのかな？
その中の1つの要素である「白」が黒PTの狩りでは一切育たないらしい。
まぁ、ほとんど魔法〆しか無理なわけだし、偏った形になるのは仕方ない。

3個の石を使って突入し、現代でいうタロの南の小道を抜けた広場に、アダマン亀がたくさんうろうろしていた。

黒PTの戦法はいたってシンプル。
まとめて4匹くらい釣ってきて、ガーでドカンと倒すだけ！


といっても、あまりに連続で釣りすぎたり、タゲをとったまま仁王立ちしていると、半壊したり死んでしまったりする。
最初は本当に手当たり次第に狩っていたけれど、そのうち詩人が順番に釣ってきて黒は交代でヒーリングしながらドカンドカンというスタイルが定着してきた。

どんどん増えていく経験値。
いっせいに倒すので、一気に流れる経験値獲得ログ。
中々新鮮な経験で、3時間ほどの狩りで、チョロの黒は76にあがりたてから79まであがっていた。
スゲーーーー！！！！

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2回目のフルアラアビセア経験は、身内だった。
家に帰宅した瞬間ばちこんからメールが届き

Bati「忙しい？息抜きにアビセアいかない？」

という内容。
この日は帰宅時間が読めなかったので、イベント系は諦めていたのだけど、いくいく！と返事してログイン。

仕事だったり、疲れているかも、という事を懸念してか、ばちこんはあまりこういうログインの誘いのメールはしてこない方なのだけど、それをしてきたということはけっこう人が足りなかったんだろうな～と思ってインすると、やっぱりフルアラにはまだまだ足りない人数だった。

そこから何名かに声をかけて、フルアラ完成！
今回は通常PTでのアビセアあげ。
戦略的に戦わないとうまい具合に経験値が稼げなくなるらしく、すでにアビセアで持ちジョブ全てを80にしているアジマルが仕切ってくれて、コンシュのアビセアに突入した。

獲物はトカゲ。
最初は通常〆。
しばらくしたら魔法〆を織り交ぜたりと、アジの指揮の元数時間。
見事経験値は500台になり、チョロはこのアゲで80になった。

1回行けばものすごく稼げるけど、人数や条件など、ちゃんと揃えるのは中々難しい。
また、美味しく稼ぐ、という状態まで持っていくのには、かなりまとまった時間が必要なのもネックである。
さらに、まだまだ自分には自分でみんなを引っ張れる知識がない。

それでも、こんなに早く80になれるとは、夢にも思っていなかった。
赤もモンクも、思ったより早く80になれるかもしれないな～。

スキルも装備もステータスも変わってしまったので、装備やマクロを見直さないといけないな～と思いつつ、今日のチョロ・ログアウト。