第六百五十五話：私の名前はChoroでした。

改名の恐怖を書いた前回の日記が3/3。
あの後、シヴァ鯖に友達がいる、というフレンドが

「Choroって名前、使われてないみたいだよ！」

と教えてくれた。

意外すぎる報告にかなり驚き、そして喜んだあの日。
しかしその後、サーバー統合のパッチは延期となったのだ。

思い出深いアレクサンダーでまだ遊べるというのはうれしかったけど、今なら改名しなくても良いかもしれないという期待もあり、複雑な気分だった。

だって、『統合中止』ではなくて、ただの『延期』
しかも、統合日もすでに決定した状態の延期。
結局統合されるのであれば、名前がセーフなうちにサッサとやってほしい気持ちもあったのだ。

そしてあれから約2カ月。
いよいよ統合の日がやってきた。




最後の日はみんなでトロル王を討伐に。
前に苦戦したまま、結局まだ倒していなかったから。
結果的には、レベルキャップ解禁の威力はすさまじく、2PTに満たない人数、しかも適当に好きなジョブで集まった編成で勝利！



最後に、トロル王がいた門の前で、全然整列できていないSSを撮った。
LBJらしいね、と言いながら。
この色のLSで、この名前で撮れるSSは最後かも、なんて冗談めかして笑いながら。


統合パッチがあたるのは深夜2時から。
ログインできたのが遅かったから、討伐後はバタバタとジュノに戻ってアレクサンダー最後の思い出に浸っていた。

shoutではみんなが思い思いにアレクサンダーの思い出を語り、明日からもヴァナディールは続くとわかっていても、すごくすごくさみしい気持ちになってしまった。

 

---

自分は改名の確定のタイミングがものすごく気になった。
パッチ終了の時点でシヴァ鯖の名前と照らし合わせて自動的に確定するなら、パッチ直後にインしようが、遅くにインしようが結果はかわらない。
でも、そうじゃないなら早くログインできる順に名前を獲得できることになる。

前の日にLSに質問すると、殴子いわく

『ログインのタイミング』

とのこと。

殴子「たとえば改名確定してるクレっちが、『Choro』ってつけたら、チョロはアウトになるんよ」

ガーーーーーーン！！！
つまり、パッチ終了時点で『Choro』がシヴァに存在していなくても、改名を迫られたアレクサンダーからの誰かが『Choro』ってつけたら自分は改名対象になるというのだ。

パッチ終了後即インできる人が超有利！
パッチが終わるのは午前11時という告知。
でも自分は平日のその時間にはログインできない仕事なのだ。

【後日追記】
*当記事コメントにて友人に教えてもらった追加情報によると、上記の仕様は初期のサーバー統合の時のもののようです。
今は統合のメンテ終了時点でかぶっていれば改名ですが、そうでなければその場で確定され、未ログインでも、移転者の改名候補として元サーバーの既存の名前をつけることはできないとのことです。
【追記ここまで】

そしてその夜、自分は必死に仕事を切り上げて、昨今ではありえないくらいの早さでログイン。
時刻は20時すぎ。

バージョンアップの時間をジリジリとした気持ちで待ち、キャラクター選択画面になるときは、怖くて思わず目をつぶった。




Kobin
Choro
Poro
Anyo
Kejan


「あぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


リアルで本当に声に出た。
実際は2つのアウトの名前は黄色の文字で表示されていた。
今思えば、その画面の写メでも撮っておけばよかった、と後悔したけど、その時はもう完全に動揺して、心の余裕を失っていた。
想像以上の衝撃だった。

自分は、3月の時点でセーフという情報を聞いていた事もあって、ダメだろうダメだろうと言いながらも、きっとどこかで期待していたのだ。
全く根拠なく、「大丈夫なんじゃないかな」って思っていたのだ。

しかし、結果はダメだった。
ダメだったのだ。

そしてそこからは、相当な勢いでネガティブな、名前候補を決める時間となった。

---

前の記事で冗談めかして『 Chorodeshita 』なんて名前を書いていたけど、改名を迫られた超ネガティブ思考では

Choroed

という名前を真剣につけかけた。
しかしPorojrに

Porojr「それはどうかな・・・・」

とたしなめられて思いとどまったのだ。

改名させられるとはいえ、これからずっと使う名前。
新しい名前を愛せないと意味がない。

『 Choroed 』ではいつまでも立ち直れない、と思った。

そして、同じ読みでいける期待を持って

Cholo

を試した。

しかし、これに決断するまでもかなり時間がかかった。
人からみたら大差ないのかもしれないが、『 Choro 』と『 Cholo 』の字面の違いは相当なものだ。
違和感にあふれて本当にいやだったけど、それでもこれでいけるなら、と決意して決定を押した。

そして無情に出る「この名前は既に使われています」の文字。

あんだけ大決心で決定ボタン押したのに！

そして1から考え直す⇒大決心⇒「ブブー、それもダメー」の繰り返し。
これは本当に心理的にストレスだった。

紙に候補をいっぱい書いて、検討した。
どの字面なら納得できるか、愛せるか、書きまくった。

Choroy
Chorow
Choroc
Chorock
Choroom
Chonro
Chonron
Chorc

最後の『 Chorc 』は、CならOと似てるから字面の変化が薄いんじゃないかな、という末期の思考から生まれたものだ。

そしてPorojrの

Porojr「Choro、に1文字足す、がいいんじゃない。Choroっていう形を変えると全然違う感じになるし、チョロって読めなくなるし。」

というアドバイスを受け・・・・



シヴァサーバーに、『 Choroc 』が誕生した。
なんで1文字足す文字に『 c 』を選んだのか、自分でもよくわからない。
なんとなく字面が気にいった感じだ。

まだ、全然慣れない。
会話のログをみても、自分が話しているんじゃないみたい。
でも、会話のログよりも、もっともっと他人事に見えてしまうのが、エモや戦闘のログ。

Chorocはサンダーを唱えた。

と出ても、自分が唱えてると思えない。
敵からの攻撃も、誰かからの援護も、自分が受けている実感がない。
手を振られても、絆創膏のエモが飛んできても、自分に向けてだとすぐにはわからず、反応が遅れてしまう。

フレンドリストをみると、なかなかPOLからなかなかインしてこない友達がたくさんいた。
そしてインしてきたら、名前が変わっている。
みんな、1文字加えたり、同じ読みで読んでもらえる形にしたり、苦心の様子が垣間見えて、悲しかった。

CreatorはCleatorになってしまった。
事前に改名が判明していたらしく、覚悟の改名だった様子。

PuzzleはUmbabaになってしまった。
Puzzleはずーっとニックネームがウンババだったから、この潔さは清々しく、自分がうじうじ落ち込んでいるのが少し恥ずかしくなった。

ErryはAliotになってしまった。
でも、読みは「エリオット」と読ませるらしく、呼び名は変わらずエリたん、だ。

BatiはBatimet、になった。
今はほとんど引退状態のBaphometと名前が融合した形。
新しく渡したパールをつけた瞬間の第一声は

「オーーケーーマイボーーーーーーイ」

という、懐かしいバフォたんのいつもの挨拶だった。
この日は「残業⇒帰宅⇒まさかの改名という泣きっ面コンボだった」と自分で言っていたのに、その心理でもこの名前に改名したばちこんが、そして第一声にこの言葉を選ぶばちこんが、優しくて、心があったかいなぁ、とちょっぴり感動した。

他にも名前が変わってしまったメンバーがたくさん。
加えて愚痴らせてもらうと、LSの色も同じにできなくて、前よりも白が強い色味になってしまった。
茶色っぽい乳白色だったのに、ピンクがかった白、になってしまった。

初日はもう、前とは違っているすべてのコトがイヤでイヤで仕方なかった。




でも、もう仕方ないのだ。
こうして散々暗い日記を書いたので、これで終わりにしようと思う。

どんよりした日記をここまで読んでくれて、どうもありがとう！！！
吐き出してスッキリ。

名前は『 Choroc 』になったけど、チョロって呼んでね！
チョロック、じゃないからね！

シヴァサーバーでも皆さまよろしくお願いします！

Yocが改名せずに済んだ事実に納得できず、今日のチョロ・ログアウト。