第二百五十一話：さよならエっちゃん

あるかないかオンラインを突破し、感受性が「標準まであと少し」で成長が止まったエっちゃん。アビもなんにも覚えてないけど、定期的に恋をしては、失恋したのか恋が終わったり、とスクスク育っていた。

でも平日インできない事が続き、寂しい想いをさせてばかり。

厩舎の人も「もう少し見に来てあげておくれよ」と言われる悲しい状況。こんなに寂しい想いばかりさせるなら、引退させよう。でもせめて「まったく気に留めてない」状態じゃなく愛情MAXで引退させたい。ケガも退屈もなく最高の状態で放牧してあげたい、と思ったのでそこから頑張って愛情MAXに。

金曜日退屈していたエっちゃん。今日退屈が治っていたら引退させよう、と心に決めて厩舎に向かった土曜日のチョロ。

退屈治ってる・・・。最後に、一番最初のお出かけだった近距離お散歩へ行って引退させよう・・。そう思い、涙で画面が見えない状況でサルタバルタへお散歩へ行った。すると・・・・


クエェェェェェ！

迷子のヒナ見つけた(;゜ロ゜)

ちょ、なにこれ。新しいイベント？！
しかもそのお出かけのイベントムービーの最後に、川の中にキラリと光るムービーが・・・。何なの、心に決めた日にこのイベント目白押しは！

一気に泣いてる場合じゃなくなり、引退は取りやめ。その日から飼い主探しスタート。川の中のキラリと光ったモノは「見守る」でもらえるエっちゃんからのプレゼント（火打ち石）だった。

成長はとまってるけど、なぜかフィーバータイムもオンパレードでエっちゃん絶好調。

「エっちゃん。まだ引退したくないんだ！」

そう思ったチョロは、まだ引退させずにエちゃんと過ごそう、と決めた。

飼い主探しはお出かけに行くたびに情報が入り「Kからはじまる名前」で「タル♂」で「院関係の人」とのこと。「院関係」という情報を最後に得た瞬間「なんだ、コルモルかよ」と思ってコルモルんとこに行ったら、全然違う話をされてしまった。

迷子クエ関係者だと、たとえハズレだとしても「迷子の子の親かどうか聞きますか？」みたいな選択肢がでるらしい、とチョコボマニアのキリュから聞いたけど、そんな選択肢もでなかった。ハテ？

キリュ曰く「コルモルは長だから、院関係じゃないんじゃないかな」だって。でもあいつ今院長兼ねてるじゃん・・・・まぁいいけどさ・・・。

そんな日々を過ごしていた思った矢先、とんでもない情報が飛び込んできた。

「チョコボ、強制引退あるよ。129日目」

((((゜Д゜;))))強制引退？！

もう年だから、と強制で引退させられるらしいのだ。
チョロが今年最後エっちゃんに会えるのは12/31早朝。そこから1/5まで帰省する。帰省中に強制引退とか絶対いやだ！！！！

慌てて12/31に見てみると127日目のお世話。このままだと帰ってきたら強制引退イベントで終わるとこだったのか・・・？そんな終わりはいやだ！

いろんな思い出がこみ上げてきて、毎日見てあげれなかった事を謝りつつ、最後のお世話をし、大好きなゴハンをお腹いっぱいあげて、エっちゃんを引退させた。もうこの時点でほとんど画面が見えていない。

生まれたときからの思い出のムービーが流れる。泣きすぎて嗚咽で息ができない状態。隣でみていたPorojrもドン引きな泣きっぷり。これほどにこみ上げてくるものがあるとは自分でも思っていなかった。

今までのFFにはなかった「育てる」という感動。お世話はできなくなるけど、呼び出しでいつでも会える、とうシステムに本当に救われる。



エっちゃんを育てた証のトロフィーを貰った。エっちゃんのカルテと交配のアイテムも貰って、2007年にはPorojrのチック君と結婚させる予定。

エっちゃんは最初の子であり、その後チョコボ育成には色々なバージョンアップがあった。きっとエっちゃんは今後育てるチョコボの中で能力的には一番デキの悪い子になるんだろうけど、エっちゃん以上に思い入れの強い子はいないと思う。

強制引退の事を知れて本当によかった。
自分の手で、健康状態も愛情も最高の状態で引退させれてよかった。


来年はお母さんになるエっちゃん。どんな子が生まれるか楽しみである。

キリュのチョコボのシッポがフサフサしていてすごく可愛かった。形もかわるんだな〜。健康な子が生まれますように！

1年の締めくくりにある意味ふさわしい「エっちゃん引退」で2006年のログインを終了。

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みなさま今年も不定期更新日記にお付き合いいただきありがとうございました！

来年はもう少し更新頻度あげれるように頑張ります！（毎年そう思ってる）

それではみなさま、良いお年をー！