元FF11アレクサンダー⇒シヴァで活動するLS『LittleBrownJug』所属・Choro(シヴァではChoroc)の不定期更新日記です。
2013年9月より、FF14フェンリルサーバー「ChoroCalico」でのプレイ日記になりました。
初めて本気で挑んだのは去年のクリスマスイブ前日だった。それまでは裏闇王ってどんな攻撃をしてくるのか、どのくらい凶悪なのか、を毎回試すものの、試す前にケチョンケチョンにされる、の繰り返しだった。
薬品の携帯を必須とし、作戦を決めて本気で挑んだ1回目。ジョブを選んでメンバーを揃えた訳ではないウチの裏LSの戦力で、どのくらい削れるものなんだろう、という好奇心の方が強かった。
作戦はとてもメジャーな作戦となっている連続魔スタンで固めている間に全力を注ぎこむ作戦。常にガチで裏を突き進んできたLOSTexpだけど、闇王だけは普通に攻撃をくらいながら勝つのは現在の編成では厳しい、と肌で感じたからだ。
そして半分本気、半分好奇心で挑んだ本気討伐1回目。LOSTexpは限られた戦力の中で驚くほどの削りを見せて、闇王のHPをあと2割まで削る事が出来たのだ。連続魔スタンが切れた後は見るも無残にやられてしまった。
この日は、メンバーの内心にあった「本当に勝てるのかな」という不安が消し飛んだ日でもあったはず。確実な手ごたえと共に裏から排出された後、みんなが口々に
「いける!次はいけます!」
「人数さえ揃えば・・!」
「告知を早くして呼びかけなければ・・・」
「重さの対策を練らないとだめかも?」
「インヤンの対処を考えないと・・・」
「むしろインヤンが出てしまうまで粘られたらもうダメなのか・・?」
過去に例を見ないほど色々な人の口から様々な意見が飛び出し、みんなの興奮が伝わってくる気がした。
2回目はお正月明けだった。他の裏LSとの突入エリア調整の兼ね合いで、また事前に告知する事ができなかった・・。集まった人数も前回より少なく、連続魔スタンもうまく決まらず、初回より手ごたえのない戦いとなってしまった。
突入エリアさえ事前に告知できれば・・普段中々来れないメンバーにも予定の調整をしてもらえるのに・・・。自分のふがいなさと1LSしか入れない裏の仕様に本当に悔しい思いをした。
そして3回目。他LSとの調整機関を2つかけもちしながら、相手に確実にウザいと思われていそうなくらいしつこい交渉と確認を繰り返し、やっと1ヶ月前にザルカ突入日を告知する事ができたのだ!1ヶ月あれば呼びかけも出来るしみんなの都合の調整も出来る人が増えるはず!
その日までに4国と氷河を回ることもできて、寸前にザルカへの突入権利を獲得できたメンバーもいて、過去最高人数での突撃となったのだ。
過去の2回とは比べ物にならないくらい緊張し、落ち着かなかった。チョロは普段は黒で裏に参加しているが、ザルカだけは赤/暗である。連続魔スタンが出来る人は全員そのジョブで参加となっているからである。
初回の連続魔作戦から、メンバーのErryが「赤魔協会」通称「赤ミサ」と呼ばれる会合をしてくれていた。ジュノで箱庭を借りて連続魔スタンの練習と称するバリスタをしたり、みんなの予定を聞いて回って会合の日程を決め、いかにスムーズに連続魔スタンをこなせるかの作戦を試し、練習を繰り返してくれていた。
チョロは平日のログインがままならない為、いつも本番前の練習にしか参加できなかったけど、Erryは温度差のあるメンバー、都合が中々つかないメンバー、みんなに根気よく声をかけてくれて、赤魔軍団のチームワークは初回とは比べ物にならないくらい錬度アップをしていた。
この日も2時間前に現地に集合して本当に連続魔を使った練習を行った。ゴソゴソしゃべっていると他のジョブのみんなもやってきて協力してくれた。本番はとても重い中での戦闘となる。たくさんの見学者の中、負荷テストも兼ねれる感じで赤ミサを行った。
この日の連続魔スタン要員は3-3-2。横のチームと縦のセットを頭に叩き込み、万が一連続魔が不発だった場合の対処方、万が一誰かが即死してしまった場合の対処法、様々な場合を想定して最低でも2-2-2の連続魔は叩き込めるような作戦となっていた。
自分の縦のセットの前の人の「あと10秒」のコールで次の人がスタンにはいる。トラブル発生時は縦のセットが繰り上げ。
練習はデーモンを使って行われたが、案外デーモンが動いてしまってちょっと不安だった・・・。チョロは今回はラストのチーム。唯一の連続魔スタン2枚セットの組だった。
「ビビー、クイン、チョロ。横のチームはタクちゃん。ビビー、クイン、チョロ。横のチームはタクちゃん。クインが不発だったらすぐ発動・・・ネッキさんが不発の場合もチョロが発動。ビビー、クイン、チョロ。横のチームはタクちゃん。ビビー、クイン、チョr・・・」
チョロは自分の縦のセットと横のチーム。トラブルの対処方を念仏のように心の中で唱えながらザルカバードを進んでいった。
砦を撃破し、最後のドラゴン坂にさしかかった辺りで、チョロはもう同じPTのSatsukiさんにリフレをするのもすっかり忘れるくらい緊張していた。
そしてインヤンを撃破し、前衛のオポ昏タイムスタート。今までは王への攻撃はモンクの気孔弾でスタートしていたのを、今回から赤魔のスタンでスタートに変更になっていた。でもモンクの気孔弾はタイミングが大事なので、モンクの気孔弾カウント10から始まり、2で1チーム目の連続魔スタンが始まることになっていた。
上手に連携が取れるように、元のPTを抜けて赤とモンクだけでPTを組んだ。
うまく固めることが出来たら、前衛たちが一斉に突撃する。今まで重い中ダダーっとなだれ込んでいたのを少し改善した作戦である。
この日の為のHP装備に身を包んだガル吟Sasamineとガル戦GyabanのHPは合わせて4000弱。渾身のスピを叩き込むべく昏睡をガブ飲みしていた。
アタッカー達は考えられる全ての攻撃を叩き込むべく準備開始。
白は前線でいつでも祝福を発動できるように心の準備。あの重さの中回復と強化をするのは至難の技だろうな・・・
そしてみんなの準備が出来た所でモンクのカウント開始。
10
9
・
・
・
3組目であるチョロは、蒼白だった。今ストンスキンかけたら自分の番までに切れちゃうかな・・いや、そんなわけないか。リフレはどうだろ。あ、食事してない!食べないと・・座ってる時間ないよね。あ、リフレしとけばいいのか・・・・
これ以上テンパれないくらいのテンパり様。とりあえず絶対自分の番になるまで死ぬわけにはいかない。万が一にも範囲を食らうわけにはいかない。だから少し下がってその時を待っていた。
2
Bibby「【連続魔】クマ出動!」
1チーム目、Bibby、Marns、Erryの連続魔が見事に同時に発動。かけよっていって王が固まるのを、なんだかボンヤリしたようなテンパりすぎて遠い世界から見ているような気持ちでみていた。
「連続魔終了まで後10秒!!」
誰かの切り替えコールが発動し、2チーム目のQuin、Jedeite、Nekkibasaraが駆け寄っていった。その頃、王は少しずつ動いて1つ目の坂を下りてきていた。
「あ・・・ここじゃ範囲が来たら死んじゃう・・・」
ハッとして慌てて離れて強化をかけなおした。別に強化切れてないのになんでかけなおしたのか自分でもわからない。
次・・・次自分の番だ・・・(・_・;)
隣ではPorojrが
P「すごいキレイに固まってるよー!!めっちゃ削れてる!」
と興奮して叫んでいる。周りではみんながあらん限りの攻撃をしているのが見えた。チョロはまだ何もしていない。死んでしまうのが怖くて王に近寄る事が出来なかった。今まで色んな大切な場面でHPが少なすぎて自分だけ即死してきたトラウマが思いっきり蘇って、近くのHPが減っている人にケアルする,って事にも頭が回っていなかった。
ただひたすら時間を待って・・・
Quin「連続魔終了まであと10秒!」
・・・・・!
ココから後の記憶がない。この戦闘をビデオに撮っていたので後で見てみたからわかったけど、ビデオを見るまでは本当に何をしたのか覚えていなかった。
連続魔を発動して、かけよって、スタンを撃っていた。自分のチームは2枚しかないからタクちゃんのスタンと意識してズラそう、ってやる前に何度も思っていたんだけど、実際その意識が戦闘中に実行出来ていたのかどうか定かでない。
わかっているのはチョロが連続魔を発動して5,6発うったところでインヤンが沸いて、その後数秒でHPMAXからいきなり即死したことだけである。
大量のMPを残してチョロ死亡。王のWSのログも見えず、何が起こったのかわからなかった。
自分が死んだ2秒後くらいに、赤&モPTのほとんどのメンバーが一気に何かの範囲攻撃で全滅した。
王は・・・?王はどのくらいなの???リレイズがかかっているので当然起きて攻撃再開したいけど、肉眼でみても周りに生きているメンバーがいなかった。
「おしきれええええええ!もう少し!」
誰かの声が聞こえて、死んだままでもみれるサブターゲットで王を見てみると・・・・
スリップダメージで死にそうなくらい本当にあと少し!「@1mm」とかいう次元でなく、もうHPバーには色がないくらいの瀕死だった。
なんとか・・・なんとかもう一撃・・誰か・・・・っ!
みんなリレで起きては瞬殺される、そんなことが繰り返され、インヤンを従えた闇王は、その瀕死のHPでみんなをぶちのめし、所定の位置へ帰っていった・・・・・・・・・・
「HP回復しはじめちゃった・・・・」
こんなに悔しい事があるだろうか。何より、こんなに情けない自分はどうしたらいいんだろう?MPの半分も使ってない。何で死んだのかもわからないまま崩れてしまった。
LS発足から裏闇王討伐を最初のゴールとして走ってきたチョロの中になんとも言えない脱力感があった。後数秒固めることが出来ていたら・・・後もう少しだけHPがあったら・・・自分は確実に今日の作戦の足を引っ張った・・・そんな気持ちでいっぱいだった。
でも、激凹みのチョロとは裏腹に、メンバーはすごく饒舌で活発だった。
「あと少し。ふんとにあと少しですよぅ!」
「TP299%・・・くそーこのTPを使えていたら・・・っ!」
「あのレジストさえなければ・・・」
「あ〜〜この杖がHQだったら!!!」
「起きるのをあと少し待てば・・・」
「WSの前に目薬さえ飲んでいたら・・・」
「あの時動いた闇王に焦って撃ってTP消えたのがなければ・・・」
「1人ずつ起きないでみんなで一斉におきてタゲ分散しよう、ってあの時浮かんでいたら・・」
「あの精霊を詠唱完了できていたら・・・!」
みんな、それぞれ最低1つずつは「あれさえ・・・・!」という何かがあったんだと思う。でも、みんなそれを口にしながら、すごく元気ですごく前向きだったのだ。
そしてみんな、「次は絶対に勝てます!」と言い切っていた。みんなのモチベーションがあがっているのを肌で感じた。次の闇王戦までこのモチベーションが持続してくれたら・・・そしてみんなの「あれさえ・・・!」が実行に繋がったら、そしたら負けるわけない!そう思った。
Porojrはみんなが口々に発する声を聞いて「本当に悔しいけど、でも今日負けた事でみんなの気持ちが間違いなく1段階アップしたと思う。だから今日負けた事のは良かったのかも知れない」って言っていた。
負けた時は本当にチャットもリアルも言葉が出ないくらいの自己嫌悪と脱力感だった。でもその後AF取りと称するデーモン乱獲に行って逆に乱獲されて大爆笑している時、こんなに強烈な思い出はこれからも中々ないだろうな、と思った。いつか勝てた時、この日の事が今よりずっと楽しい思い出として蘇るんだろうな、と感じる事ができた。
悔しくて悔しくて、なんて表現したらいいか分からない気持ちにもなったけど、この気持ちが最高の思い出になる日がいつか来る。必ず来る。
それは次回かもしれないしずっと先かもしれないけど、また楽しみが増えた、と思えたチョロは間違いなく立ち直れている・・・よね?
今回の落ち込みの原因は、負けた事よりも自分のあまりの情けなさが大きかったから、今度は絶対自分は出来る事をすべたやった!と自信を持って言える様に精進しようと思う。
とりあえず次回の突入の告知を出来るだけ早くするために、調整機関にメッセージを連打しながら、今日のチョロ・ログアウト。
デクちん、気を使わせてごめんね。
そしてたぶんP〜〜さんだと思う見知らぬ天津飯さん、ありがとうございました!
薬品の携帯を必須とし、作戦を決めて本気で挑んだ1回目。ジョブを選んでメンバーを揃えた訳ではないウチの裏LSの戦力で、どのくらい削れるものなんだろう、という好奇心の方が強かった。
作戦はとてもメジャーな作戦となっている連続魔スタンで固めている間に全力を注ぎこむ作戦。常にガチで裏を突き進んできたLOSTexpだけど、闇王だけは普通に攻撃をくらいながら勝つのは現在の編成では厳しい、と肌で感じたからだ。
そして半分本気、半分好奇心で挑んだ本気討伐1回目。LOSTexpは限られた戦力の中で驚くほどの削りを見せて、闇王のHPをあと2割まで削る事が出来たのだ。連続魔スタンが切れた後は見るも無残にやられてしまった。
この日は、メンバーの内心にあった「本当に勝てるのかな」という不安が消し飛んだ日でもあったはず。確実な手ごたえと共に裏から排出された後、みんなが口々に
「いける!次はいけます!」
「人数さえ揃えば・・!」
「告知を早くして呼びかけなければ・・・」
「重さの対策を練らないとだめかも?」
「インヤンの対処を考えないと・・・」
「むしろインヤンが出てしまうまで粘られたらもうダメなのか・・?」
過去に例を見ないほど色々な人の口から様々な意見が飛び出し、みんなの興奮が伝わってくる気がした。
2回目はお正月明けだった。他の裏LSとの突入エリア調整の兼ね合いで、また事前に告知する事ができなかった・・。集まった人数も前回より少なく、連続魔スタンもうまく決まらず、初回より手ごたえのない戦いとなってしまった。
突入エリアさえ事前に告知できれば・・普段中々来れないメンバーにも予定の調整をしてもらえるのに・・・。自分のふがいなさと1LSしか入れない裏の仕様に本当に悔しい思いをした。
そして3回目。他LSとの調整機関を2つかけもちしながら、相手に確実にウザいと思われていそうなくらいしつこい交渉と確認を繰り返し、やっと1ヶ月前にザルカ突入日を告知する事ができたのだ!1ヶ月あれば呼びかけも出来るしみんなの都合の調整も出来る人が増えるはず!
その日までに4国と氷河を回ることもできて、寸前にザルカへの突入権利を獲得できたメンバーもいて、過去最高人数での突撃となったのだ。
過去の2回とは比べ物にならないくらい緊張し、落ち着かなかった。チョロは普段は黒で裏に参加しているが、ザルカだけは赤/暗である。連続魔スタンが出来る人は全員そのジョブで参加となっているからである。
初回の連続魔作戦から、メンバーのErryが「赤魔協会」通称「赤ミサ」と呼ばれる会合をしてくれていた。ジュノで箱庭を借りて連続魔スタンの練習
チョロは平日のログインがままならない為、いつも本番前の練習にしか参加できなかったけど、Erryは温度差のあるメンバー、都合が中々つかないメンバー、みんなに根気よく声をかけてくれて、赤魔軍団のチームワークは初回とは比べ物にならないくらい錬度アップをしていた。
この日も2時間前に現地に集合して本当に連続魔を使った練習を行った。ゴソゴソしゃべっていると他のジョブのみんなもやってきて協力してくれた。本番はとても重い中での戦闘となる。たくさんの見学者の中、負荷テストも兼ねれる感じで赤ミサを行った。
この日の連続魔スタン要員は3-3-2。横のチームと縦のセットを頭に叩き込み、万が一連続魔が不発だった場合の対処方、万が一誰かが即死してしまった場合の対処法、様々な場合を想定して最低でも2-2-2の連続魔は叩き込めるような作戦となっていた。
自分の縦のセットの前の人の「あと10秒」のコールで次の人がスタンにはいる。トラブル発生時は縦のセットが繰り上げ。
練習はデーモンを使って行われたが、案外デーモンが動いてしまってちょっと不安だった・・・。チョロは今回はラストのチーム。唯一の連続魔スタン2枚セットの組だった。
「ビビー、クイン、チョロ。横のチームはタクちゃん。ビビー、クイン、チョロ。横のチームはタクちゃん。クインが不発だったらすぐ発動・・・ネッキさんが不発の場合もチョロが発動。ビビー、クイン、チョロ。横のチームはタクちゃん。ビビー、クイン、チョr・・・」
チョロは自分の縦のセットと横のチーム。トラブルの対処方を念仏のように心の中で唱えながらザルカバードを進んでいった。
砦を撃破し、最後のドラゴン坂にさしかかった辺りで、チョロはもう同じPTのSatsukiさんにリフレをするのもすっかり忘れるくらい緊張していた。
そしてインヤンを撃破し、前衛のオポ昏タイムスタート。今までは王への攻撃はモンクの気孔弾でスタートしていたのを、今回から赤魔のスタンでスタートに変更になっていた。でもモンクの気孔弾はタイミングが大事なので、モンクの気孔弾カウント10から始まり、2で1チーム目の連続魔スタンが始まることになっていた。
上手に連携が取れるように、元のPTを抜けて赤とモンクだけでPTを組んだ。
うまく固めることが出来たら、前衛たちが一斉に突撃する。今まで重い中ダダーっとなだれ込んでいたのを少し改善した作戦である。
この日の為のHP装備に身を包んだガル吟Sasamineとガル戦GyabanのHPは合わせて4000弱。渾身のスピを叩き込むべく昏睡をガブ飲みしていた。
アタッカー達は考えられる全ての攻撃を叩き込むべく準備開始。
白は前線でいつでも祝福を発動できるように心の準備。あの重さの中回復と強化をするのは至難の技だろうな・・・
そしてみんなの準備が出来た所でモンクのカウント開始。
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3組目であるチョロは、蒼白だった。今ストンスキンかけたら自分の番までに切れちゃうかな・・いや、そんなわけないか。リフレはどうだろ。あ、食事してない!食べないと・・座ってる時間ないよね。あ、リフレしとけばいいのか・・・・
これ以上テンパれないくらいのテンパり様。とりあえず絶対自分の番になるまで死ぬわけにはいかない。万が一にも範囲を食らうわけにはいかない。だから少し下がってその時を待っていた。
2
Bibby「【連続魔】クマ出動!」
1チーム目、Bibby、Marns、Erryの連続魔が見事に同時に発動。かけよっていって王が固まるのを、なんだかボンヤリしたようなテンパりすぎて遠い世界から見ているような気持ちでみていた。
「連続魔終了まで後10秒!!」
誰かの切り替えコールが発動し、2チーム目のQuin、Jedeite、Nekkibasaraが駆け寄っていった。その頃、王は少しずつ動いて1つ目の坂を下りてきていた。
「あ・・・ここじゃ範囲が来たら死んじゃう・・・」
ハッとして慌てて離れて強化をかけなおした。別に強化切れてないのになんでかけなおしたのか自分でもわからない。
次・・・次自分の番だ・・・(・_・;)
隣ではPorojrが
P「すごいキレイに固まってるよー!!めっちゃ削れてる!」
と興奮して叫んでいる。周りではみんながあらん限りの攻撃をしているのが見えた。チョロはまだ何もしていない。死んでしまうのが怖くて王に近寄る事が出来なかった。今まで色んな大切な場面でHPが少なすぎて自分だけ即死してきたトラウマが思いっきり蘇って、近くのHPが減っている人にケアルする,って事にも頭が回っていなかった。
ただひたすら時間を待って・・・
Quin「連続魔終了まであと10秒!」
・・・・・!
ココから後の記憶がない。この戦闘をビデオに撮っていたので後で見てみたからわかったけど、ビデオを見るまでは本当に何をしたのか覚えていなかった。
連続魔を発動して、かけよって、スタンを撃っていた。自分のチームは2枚しかないからタクちゃんのスタンと意識してズラそう、ってやる前に何度も思っていたんだけど、実際その意識が戦闘中に実行出来ていたのかどうか定かでない。
わかっているのはチョロが連続魔を発動して5,6発うったところでインヤンが沸いて、その後数秒でHPMAXからいきなり即死したことだけである。
大量のMPを残してチョロ死亡。王のWSのログも見えず、何が起こったのかわからなかった。
自分が死んだ2秒後くらいに、赤&モPTのほとんどのメンバーが一気に何かの範囲攻撃で全滅した。
王は・・・?王はどのくらいなの???リレイズがかかっているので当然起きて攻撃再開したいけど、肉眼でみても周りに生きているメンバーがいなかった。
「おしきれええええええ!もう少し!」
誰かの声が聞こえて、死んだままでもみれるサブターゲットで王を見てみると・・・・
スリップダメージで死にそうなくらい本当にあと少し!「@1mm」とかいう次元でなく、もうHPバーには色がないくらいの瀕死だった。
なんとか・・・なんとかもう一撃・・誰か・・・・っ!
みんなリレで起きては瞬殺される、そんなことが繰り返され、インヤンを従えた闇王は、その瀕死のHPでみんなをぶちのめし、所定の位置へ帰っていった・・・・・・・・・・
「HP回復しはじめちゃった・・・・」
こんなに悔しい事があるだろうか。何より、こんなに情けない自分はどうしたらいいんだろう?MPの半分も使ってない。何で死んだのかもわからないまま崩れてしまった。
LS発足から裏闇王討伐を最初のゴールとして走ってきたチョロの中になんとも言えない脱力感があった。後数秒固めることが出来ていたら・・・後もう少しだけHPがあったら・・・自分は確実に今日の作戦の足を引っ張った・・・そんな気持ちでいっぱいだった。
でも、激凹みのチョロとは裏腹に、メンバーはすごく饒舌で活発だった。
「あと少し。ふんとにあと少しですよぅ!」
「TP299%・・・くそーこのTPを使えていたら・・・っ!」
「あのレジストさえなければ・・・」
「あ〜〜この杖がHQだったら!!!」
「起きるのをあと少し待てば・・・」
「WSの前に目薬さえ飲んでいたら・・・」
「あの時動いた闇王に焦って撃ってTP消えたのがなければ・・・」
「1人ずつ起きないでみんなで一斉におきてタゲ分散しよう、ってあの時浮かんでいたら・・」
「あの精霊を詠唱完了できていたら・・・!」
みんな、それぞれ最低1つずつは「あれさえ・・・・!」という何かがあったんだと思う。でも、みんなそれを口にしながら、すごく元気ですごく前向きだったのだ。
そしてみんな、「次は絶対に勝てます!」と言い切っていた。みんなのモチベーションがあがっているのを肌で感じた。次の闇王戦までこのモチベーションが持続してくれたら・・・そしてみんなの「あれさえ・・・!」が実行に繋がったら、そしたら負けるわけない!そう思った。
Porojrはみんなが口々に発する声を聞いて「本当に悔しいけど、でも今日負けた事でみんなの気持ちが間違いなく1段階アップしたと思う。だから今日負けた事のは良かったのかも知れない」って言っていた。
負けた時は本当にチャットもリアルも言葉が出ないくらいの自己嫌悪と脱力感だった。でもその後AF取りと称するデーモン乱獲に行って逆に乱獲されて大爆笑している時、こんなに強烈な思い出はこれからも中々ないだろうな、と思った。いつか勝てた時、この日の事が今よりずっと楽しい思い出として蘇るんだろうな、と感じる事ができた。
悔しくて悔しくて、なんて表現したらいいか分からない気持ちにもなったけど、この気持ちが最高の思い出になる日がいつか来る。必ず来る。
それは次回かもしれないしずっと先かもしれないけど、また楽しみが増えた、と思えたチョロは間違いなく立ち直れている・・・よね?
今回の落ち込みの原因は、負けた事よりも自分のあまりの情けなさが大きかったから、今度は絶対自分は出来る事をすべたやった!と自信を持って言える様に精進しようと思う。
とりあえず次回の突入の告知を出来るだけ早くするために、調整機関にメッセージを連打しながら、今日のチョロ・ログアウト。
デクちん、気を使わせてごめんね。
そしてたぶんP〜〜さんだと思う見知らぬ天津飯さん、ありがとうございました!
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