第五百四十四話：紫のお馬に縁がない

過去ジャグナーをラヴォール村に向かって歩いていると、前の方に紫の物体が。
誰かがフェンリルだしっぱなしで歩いているのかな～なんてボケーっと思いながら進んでいくと紫の物体が近づいてきた。




どぇええええええええぇっぇぇぇ！！

「うおおおおおおお」
「Dark Ixion」
「いたよおおおおおおおおおお」

興奮してLSに報告。
丁度このときLSメンバーで黒太子BCに行こうとしていたところ。
さらにLSにも数名人がいて、急いでみんなで集まる事に。

このNMが実装されたとき、LBJで偶然見つけて戦っていた。
でもその場に自分はいなかったのだ。
その日は仕事で、会社のMSNメッセンジャーに送られてくるイクシオン発見⇒戦闘開始⇒即逃げられ⇒再度探索⇒心折れて断念⇒涙目の実況を悶々としながら聞いていたのだ。
(我ながらとんでもない仕事環境だ…。)

そんなモヤモヤの思い出のイクシオンが目の前に！

「感知されると逃げられちゃうよ！」
「インスニ見破りのはずだよ！」

といわれて慌てたけど、上記のSSからわかるとおり、言われた時には既にインスニ状態で目の前で堂々とSSを撮った後だった。
でも感知されなかった。
偶然の角度の奇跡なのか、チョロの存在がシカトされているのか…。
前者だと信じたい。

釣るためのアイテムである【火車の灰】は、MSNで悶々としていた初回討伐時にLSメンバーが取得済みであり、その後Porojrに引き渡されていた。

なので、釣りアイテムOK！
なぜか狙ってる人もなし！
人数は？

「前やってるの見た時はフルアラ以上いたなー」
「自分みたときもフルアラだった」

アーアーアー、聞こえない！
条件は揃った！行くしかあるまい！

BCを予定していた6名と、LSにいた数名を合わせて9名くらいで急いで現場へ急行。
見付かると逃げられるので、全員が揃うまで到着しているメンツでビクビクしながら尾行。
一時はカンパニエの拠点に近づいていってしまい、拠点にたむろしているPCを感知して逃げられてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、なんとかそれは免れた。

過去ジャグナーのテレポイント付近でPorojrが火車の灰をブン投げ、戦闘開始！！！




「ギャーーー」
「無理ー無理ーー！！」
「マラソンするわ！」

現場から聞こえてくる声。
次々に真っ赤になるHP。
でも、様子はわからない。
そう、またしても自分は現場にいなかったのだ。

赤で準備して黒太子に向かっていた最中の発見だったので、自分は急いで戻って黒に着替えて、火車の灰を収納にいれているPorojrの送迎に行ったのだ。
火車の灰がないと釣れないしね！
で、白門から自国に飛ぶはずがテンパってジュノに飛んじゃってるPorojrに呆れながらジュノまで迎えに行きD2で自国へ、そして自国からリトレースで過去にぶっとばして送り出した。
現場はPorojrが到着次第戦闘開始するためにイクシオンを尾行中。

もういっそ自分も黒のまま現場に行こうかとも思ったけど、カバンに入っている装備は赤のままなので、急いで赤にジョブチェンジ。
そして猛ダッシュで現場へ向かっている間に壊滅してしまったのだ…。
とんでもない前方範囲にみんなバタバタとやられていた。

自分が現場に到着したとき、戦力がボロボロになった状態でPorojrが影縫いし、遠くまで走って時間を稼いでいた。
その間に急いで衰弱をなおし、強化を張りなおし…とやっていると、影縫いがとけたイクシオンがPorojrに追いつき、あえなく没。
どんだけ足はやいの！

急いで釣りなおそうと試みた様子だけど、イクシオンは颯爽とエリアチェンジしていってしまった…。

今度はヴァナにいたのに戦えなかった！
自分はとことんイクシオンに縁がない…(´；ω；｀)

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しかし、紫の物体が前から歩いてきたときはビックリしたなぁ。

今回の経験を踏まえると、イクシオン討伐は

・火車の灰があって
・人数がフルアラくらいいて
・適正の構成が組めて
・長い戦闘に耐えれるだけの時間の余裕があって
・そのメンバーが揃うまで逃げられずに尾行できること

こんな条件が揃わないと厳しいってことになる。
つまり、偶然出会って喜んでいるようじゃ、倒すのは厳しいんだな。
イクシオンを倒すために人を揃えて、そしてこちらからイクシオンを探しに出るくらいの事をしないとキビシそう。
慣れた人なら10名程度で倒せると聞いたけど、慣れるどころか会ったの初めてだしな！

イクシオンは常に過去のどこかを歩いているんだろうか？
それとも、倒すと何日かポップしないんだろうか。

紫に輝くイクシオンの体は、まさに【強敵！】って感じでカッコよかった！
あの長い長い角をボッキリ折る日を楽しみに、今日のチョロ・ログアウト。