第三百四話：人気急降下のタコとご対面

採掘＋Chappieのラーニングの為にワモラ幼虫を狩っていたらボムがリンクして大惨事、といういつもの日常を過ごしていたある日、同じPTのGyabanは別エリア（オンゾゾ）で釣りをしていた。

最近の蘇生グッズの高騰は珊瑚のかけらの高騰が原因、という事でオンゾゾに釣りに出かけていたのだ。
クラクラが取り合いだった頃は、ここで珊瑚のかけらがよく釣れた。

最近Gyabanはあちこちで釣りをして、どこで珊瑚のかけらがよく釣れるかチェックしているらしい。
採掘メンバーとおなじPTで別エリアで釣りをしていたGyabanからは

Gyaban「オンゾゾあかんわー。モノが全然釣れない…」

なんて声が聞こえていた。

ゾゾの釣れるモノ変わったのか〜なんて思いながら採掘を続けていると

Gyaban「ギャーーーーーーーーーーーーーーー」
Gyaban「デター」
Gyaban「【見つけました！】Lord of Onzozo」

うへ。
パッチでクラクラをドロップしなくなってから、売れないアイドルのような扱いになっていたロードが沸いたらしい。

「なんか出すんだよね？」
「オクターブクラブ、だったっけ？」
「どんなもんなんだっけ？」
「わからん」
「やってみる？」
「間違ってクラクラ出ちゃったりして！」

ありえない妄想と共に、一同はメアへ飛び立った。
別の場所でチョコボ掘りで珊瑚のかけら取りをしていた、アサリちゃんと耳も合流してみんなでゾゾへ！ハルブーンから向かったメンバーは、みんな装備はペラッペラ。

ウレシ全開で見に行ったチョロはロードに絡まれて1回死亡。
もうひとり、どうやら箱を探しにきたっぽい見知らぬ戦士さん（サチコメ：『暇人一号w』）もロードに絡まれて死亡。

なんだこの慌しい空気は…。

「レイズしてあげようか…」
「サチコの「w」が痛々しい(´；ω；｀)」
「沸いてるなんて思わないもんなぁ…」

とりあえず戦士さんにレイズしてから、TPを貯めてロードに突撃！
このメンツで勝てるかどうかは謎だったけど、崩れたらマラソン仕様ね、って事で殴りかかった。

弱っ…。
こんなに弱かったっけ(・_・;)
危ない場面は一切なく、あっさりロード死亡。


ドロップは当然シャル貝だった。
後から聞いた情報では、このタコが今落とす『オクターブクラブ』は「8の倍数のレベルのときだけクラクラと同じ性能になる」という片手棍を落とすみたい。
レベル63から装備できるアイテムだから、レベル64とレベル72の時だけクラクラとして楽しめる、という事か。
代替品としては、中々面白い性能のモンだな〜。

崩れ落ちていくロードを見ると、過去の取り合いの風景、喧騒が思い起こされてちょっと切なかった。

崩れ落ちるタコの声、諸行無常の響あり…。


ちょっとしんみりした気持ちになって、今日のチョロ・ログアウト。