第六百五十二話：今ごろアビセア探検隊

やっと少し落ち着いてログインすることができるようになった11月半ば。
今まで完全に無知識のままLSメンに連れて行ってもらうだけの場所だったアビセアを、自分の足で歩いて散策してみることにした。

同じく知識皆無のPorojrと一緒にやみくもに歩き、だいたい敵がウヨウヨいるところにはNMが混じっていてインスニは見破られる、という事実を発見・・・・・・・・するまでに髪飾りを使い切っていた。

ネットをみる時間があったらログインしていたい、という願望が強く、見かけたフレを手当たり次第PTに誘って、あれはなに、これはなに、赤〆ってどういう意味、みんながあけない箱があるのはどうして、と質問を続けること数日。
やっとアビセアってものが何なのかなんとな～くわかってきた。

要するに、時間限定の新エリアで、中の敵はすごく強い。
レベルキャップ解放後の主な装備はここで取得できて、クエもいろいろあるってことらしい。
そして条件を満たすことで、アビセア内部のみとはいえ今までとは段違いにパワーアップが可能で、それを自分の実力と勘違いしてしまう人続出、という麻薬エリアということがわかった。

ウロウロ歩いていると、今までなかったパターンの敵もいた。



こいつは、初め見かけたとき、風景だったのだ。
地面に転がっている機械で、ポロが「なんだあれー」と近づいたらいきなりムクっと起き上った。
それまではタゲることもできなかったし、今までのヴァナの常識から考えると完全に風景の一部という認識しかできない。
しかもこいつは、あわてて逃げるポロは全く追わず、離れた場所に立っていたチョロを突然襲ってきやがった。

風景にも油断すんな、ということか。
さすがアビセア、みんなが夢中になるだけのことはある。



そしてなによりアビセアでいい気味だったのは、モンスのサイズがチビなこと。
マンドラとかなにこれ、バリの土産の置物ですかと。



ミミズも完全にタピオカジュースのストローサイズ。
こんなもんが「ゴゴゴゴゴ」と魔法を唱えても全然こわくねー！と完全にバカにして笑っていたけど、小さくても実力はなかなかのモンだった・・・。

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課金クエの中でも、モグクエ、シャントット、アビセアとすべてほぼ未着手のチョロがまずアビセアに興味を持ったのは、みんながハマっているから、というのもあるけど、なによりタルトットトイズのクエストがやりたいから。
でも、そのためにはアビセアアットワとアビセアブンカールの名声をあげないといけない、ということをプ様に教えてもらった。

このクエストは、チョロがもともと大好きなジュノのクエストの関連クエらしい。
でもずいぶん前にやったクエなので、ここはイメトレをしないとね！



さっそく吟遊詩人に、秘密魔術セット～やさしいカカシのクエストを見せてもらい、記憶の補修＆イメトレ完了！
いつでも来い！！！


もう8年もこのゲームをしてるのに、アビセアアットワの名声NPCに「お前の名前なんぞきいたことねぇよ」的にあしらわれて、今日のチョロ・ログアウト。